「抜き差しならない」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「抜き差しならない」とは?
「抜き差しならない」は、身動きが取れないような緊迫した状況を表現する言葉です。
「抜き差しならない」は、剣術に語源があると言えます。
刀を鞘から抜く事も、刀を鞘に差し戻すこともできないような、緊迫した状況を表現しているのです。
つまり、一歩も動けず、身動きがとれないような状況のことを「抜き差しならない」という言葉で表現できるのです。
これは、「のっぴきならない」や「どうしようもない」などの類似表現があります。
しかし、「抜き差しならない」は、特に強い緊迫感がある表現になっているのです。
「抜き差しならない」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「抜き差しならない」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、ある交渉が難航していたとします。
両者が一歩も譲らず、大変緊迫した雰囲気になっていたのです。
このような場合には、「現在は、抜き差しならない状況でございます」と述べるとよいでしょう。
これにより、身動きが取れないような緊迫した様子を、上手に表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「抜き差しならない」の使い方に注意しましょう。
これは「抜き差しなりません」のように、丁寧な言葉遣いにできます。
どちらも同じ意味ですが、印象の違う表現にできるのです。
実際の状況に合わせて、適した表現を選択するとよいでしょう。
「抜き差しならない」を使った例文
「抜き差しならない」を使った例文を挙げます。
例文のように、前後に言葉を付け加えると、自然な文章を作り出せるのです。
・『双方、抜き差しならない状況です』
・『今は、抜き差しならない緊迫した雰囲気です』
・『現状は、抜き差しならないほどの空気感でございました』
「抜き差しならない」の類語と敬語での言いかえ
「抜き差しならない」の類語と敬語を解説していきます。
「抜き差しならない」の類似表現
「抜き差しならない」の類似表現には、「のっぴきならない」があります。
「抜き差しならない」と「のっぴきならない」は、同じような意味合いで使用できる言葉なのです。
「抜き差しならない」の敬語表現
「抜き差しならない」を敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「抜き差しなりません」に言いかえできます。
なお、この場合は丁寧語の「ます」を用いた敬語表現にできるのです。
まとめ
このように「抜き差しならない」は、身動きが取れないような緊迫した状況を表現する言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。
