「お時間を頂く場合がございます」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「お時間を頂く場合がございます」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「お時間を頂く場合がございます」について解説をします。

「お時間を頂く場合がございます」とは?意味

時間がかかることがある、という意味です。

「お時間」「時間」「お」をつけて、丁寧な言い方にしています。

「お」は名詞について、丁寧または上品な表現になります。

「頂く」「もらう」の謙譲語です。

頼んだり贈られたりして自分のものとする、手に入れるという意味があります。

「お時間を頂く」という場合は、時間を必要とする、時間がかかることを指します。

「場合」は、そうなったときという意味です。

「地震が起こった場合」のような使い方をします。

「ございます」「ある」の意の丁寧語です。

「お時間を頂く場合がございます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、何かをするのに時間がかかるかもしれないときに使用をします。

時間がかかることもあれば、かからないこともあるという意味です。

たとえば、マンションの設備点検で、各部屋に作業員が入るとします。

設備点検はすぐに終わるものですが、不具合が発見されるなど何らかのことがあったときには、通常よりも時間がかかります。

そのことを住民にお知らせする際に、このような言葉を使用します。

今度は問い合わせへの返事のことで説明をします。

問い合わせへの返信は、通常24時間以内に行っています。

しかし、現在対応する者が少ないため、通常よりも返信に時間がかかることがあります。

そのことをあらかじめ知っておいて欲しいときに、このような言葉を使用します。

この言葉は、相手の許可を求めるものではありません。

許可を求めるならば、「お時間をいただいてもよろしいでしょうか」のようになります。

この場合は、時間がかかるかもしれないという意味ではなく、時間が欲しいという意味になります。


「お時間を頂く場合がございます」を使った例文

・『お時間を頂く場合がございます。あらかじめご了承ください』

「お時間を頂く場合がございます」の返答や返信例

多くの人に対して伝えられていることがあり、その場合は返答はしません。

そういったことがあるのだと理解しておきましょう。

修理を依頼したときに、この言葉が返ってきたとします。

その場合は、どれくらい時間がかかるのか尋ねる、時間がかかるなら修理をやめるなど、いろいろな対応の仕方があります。

自分がどうしたいのかによって、返す言葉が変わります。

まとめ

この言葉は、時間がかかるかもしれないと伝えるものです。

時間を必要とすることもあれば、そうでないこともあるという意味です。

「こういうことがあります」とあらかじめ知っておいてもらうために、このような言葉を使用します。