「大寒の候」とは?
ビジネスにおける使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「大寒の候」とは?
「大寒の候」は、1月下旬頃に使用できる時候の挨拶だと言えます。
「大寒」は1月下旬頃を示す季語です。
とても寒い時期である1月下旬を「大寒」と表現しているのです。
なお、これに対して7月下旬は「大暑」と表現します。
こちらは、とても暑い時期を示す季語なのです。
なお、このように季語に「の候」を付け加えると、時候の挨拶となります。
これは、手紙などの書き出しで使用される言葉になのです。
たとえば、「大寒の候、いかがお過ごしでしょうか」のように、一般的な挨拶文と組み合わせて使用します。
このようにすれば、季節感のある挨拶文として使用できるようになるのです。
「大寒の候」のビジネスにおける使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「大寒の候」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、取引先に手紙を書く事になったとします。
そこでは、季節感を感じる挨拶で、書き出そうと考えたのです。
このような場合には、「大寒の候、益々ご盛栄のことと存じます」と述べるとよいでしょう。
これにより、季節感を感じさせる挨拶文で、手紙を書き始める事ができるのです。
この言葉を使用する際には、「大寒の候」の使い方に注意しましょう。
これは季語を用いた表現です。
季語は適切な時期に用いてこそ、その効力を発揮するのです。
適切な時期と適切な季語を組み合わせて使用するように、十分に注意するとよいでしょう。
「大寒の候」を使った例文
「大寒の候」を使った例文を挙げていきます。
例文からも分かる通り、一般的な挨拶文と組み合わせることによって、自然な印象の表現を作成する事ができるのです。
・『大寒の候、いかがお過ごしでしょうか』
・『大寒の候、お変わりはございませんか』
・『大寒の候、益々ご盛栄のことと存じます』
「大寒の候」の類語と敬語での言いかえ
それでは、「大寒の候」の類語と敬語を解説していきます。
「大寒の候」の類似表現
「大寒の候」の類似表現には、「厳寒の候」があります。
「大寒」と「厳寒」は、同じような時期に使用できる季語になっているのです。
「大寒の候」の敬語表現
「大寒の候」を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「大寒の候ではございますが」に言いかえできます。
なお、この場合には丁寧語の「ございます」を用いた敬語表現にできるのです。
まとめ
このように「大寒の候」は、1月下旬頃に使用できる時候の挨拶だと言えます。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、しっかりおぼえて活用するとよいでしょう。