「社業の発展に尽力いたす所存でございます」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「社業の発展に尽力いたす所存でございます」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では、ビジネスシーンでしばしば使われる表現の「社業の発展に尽力いたす所存でございます」について、その意味や使い方等を分かりやすく説明します。

「社業の発展に尽力いたす所存でございます」とは?意味

「社業の発展に尽力いたす所存でございます」との表現を言葉毎に分解し、その意味を少し詳しく説明します。

まず、「社業」とは「会社の事業のこと」を意味する言葉で、「社業の発展」「会社の事業が発展すること」の意味になります。

次の「尽力」「力を尽くすこと」で、「いたす」「する」の謙譲語なので、「尽力いたす」「尽力する」すなわち「力を尽くす」の謙譲語表現となります。

そして、最後の「所存でございます」「思いますや、考えます」の謙譲語の「所存です」「です」を、「ございます」とさらに丁寧な謙譲語表現としたものです。

従って、以上の言葉の意味を繋ぐと、「社業の発展に尽力いたす所存でございます」は、「会社の事業が発展するように、力を尽くす考えです」との意味の非常に丁寧は敬語表現となります。

「社業の発展に尽力いたす所存でございます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

「社業の発展に尽力いたす所存でございます」との表現が使われるシーンとしては、昇進した際の挨拶や、栄転した場合の挨拶や、また上層部から褒められたり、表彰されたりした際に、感謝の気持ちと共に、これからも頑張ると、目上の人に意思表示する場合等に使われます。

社長や重役が新任の挨拶をする際に、この表現が使われるのは、重責を担うのだから当然だと思われます。

しかし、それほどの立場でない社員が、この表現を使うのは、仰々し過ぎるのではないかと躊躇されることもあるでしょうが、一般の社員が使っても特に問題はありません。

気になるなら、「微力ではありますが、社業の発展に尽力いたす所存でございます」と、「微力ではありますが」との前置きをして使うと良いでしょう。


「社業の発展に尽力いたす所存でございます」を使った例文

・『本日は、名誉ある賞を頂き、誠にありがとうございました。これからも、微力ではありますが社業の発展に尽力いたす所存でございます』
・『この度、○○営業所に所長として着任いたしました。今後とも社業の発展に尽力いたす所存でございます』

「社業の発展に尽力いたす所存でございます」の類語や言い換え

「社業」の類語としては「事業」が、また「尽力する」の類語としては「力を尽くす」「努力する」「邁進する」等が挙げられます。

従って、「社業の発展に尽力いたす所存でございます」は、例えば「事業の発展に力を尽くす所存でございます」等と言い換えることが出来ます。

まとめ

「社業の発展に尽力いたす所存でございます」とは、「会社の事業が発展するように、力を尽くす考えです」との意味の非常に丁寧は敬語表現です。