「エビデンスを先方に送ってください」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「エビデンスを先方に送ってください」とは? ビジネス用語【一語】

みなさんは、ビジネスシーンにおいて、「エビデンスを先方に送ってください」を使ったことはありますか?

今回は、この言葉の意味、使い方や注意点、言い換えについて、詳しく解説していきます。

「エビデンスを先方に送ってください」とは?

「エビデンス」とは、「根拠・証拠」を指す言葉です。

ある取り決めや話し合いについての内容を、「根拠や証拠」として残しておくことを「エビデンス」と呼んでいます。

「先方に送ってください」「先方」は、ビジネスシーンにおいては「取引先やお客様」を指しています。

つまり、「エビデンスを先方に送ってください」とは、「取引先やお客様とのやり取りや取り決めについての根拠や証拠となるものを、相手にも確認してもらうこと」を意味した言葉です。

「エビデンスを先方に送ってください」の使い方や注意点

ビジネスシーンでは、取引先との間で、決め事や話し合いが頻繁に行われます。

その内容を議事録などにまとめたものを、決め事に間違いがないか確認してもらうため取引さきに送り、承認をもらうケースがあります。

つまり、その議事録が、相手との「合意の根拠・証拠」となる書類にあたります。

このような書類に該当するものを「エビデンス」と呼び、相手に承認してもらうために「エビデンスを先方に送ってください」という指示のもと、業務が進められていくわけです。

この言葉を使う上での注意点としては、「エビデンス」のニュアンスが各業界で違いがあることです。

議事録や契約書類、通話録音データや実験結果データの場合もあります。

各業界の取り組み方や業務形態によって、その意味合いが変化することを覚えておくと良いでしょう。

また、「エビデンス」は一方通行的なものではなく、双方合意でなければ意味を成さないことも重要なポイントになります。


「エビデンスを先方に送ってください」の言い換え

・『議事録の承認をもらってください』
・『通話記録を確認してください』
・『臨床結果を報告してください』
・『画面キャプチャーを資料にまとめてください』
「エビデンス」は、「根拠・証拠」という意味合いがあることから、「経緯の記録」あるいは「実績の証拠」として「書面やデータ」を指す場合が多いため、ビジネスシーンで頻繁に使われる言葉となります。

言い換えとしては、各業界や業務形態での表現に相応しい具体例を挙げて伝える言い方となるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「エビデンスを先方に送ってください」は、「根拠・証拠」とするための書面やデータを相手側に渡し承認を得る際の「手順の指示」として使われる言葉です。

「今回の〇〇の結果は次のとおりです」といった内容を相手と共有し、共通の認識として“実績”を残すことで、後のトラブルやミスを回避することが出来るわけです。