この記事では、最近ビジネスシーンでよく使われるようになった「アジェンダに沿って進めて参ります」との表現について、その意味や使い方等を分かりやすく説明します。
「アジェンダに沿って進めて参ります」とは?意味
「アジェンダに沿って進めて参ります」の表現においてキーとなるカタカナ語の「アジェンダ」をまず説明します。
この「アジェンダ」は、「協議事項や予定表や議事日程のこと」を指す英語の「agenda」から来たカタカナ語です。
従って、「アジェンダに沿って進めて参ります」との表現は、「議事進行予定に沿って進めていきます」と言った意味の謙譲語表現となります。
「アジェンダに沿って進めて参ります」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「アジェンダ」はビジネスシーンでは、主に会議の議題や会議の情報といった意味合いで使われており、会議の事前案内に添付してメールで配布されたり、会議室でプロジェクターで表示されたりします。
特にどんなステップで議論を進め、どんな結論を導きたいか等の手順や時間スケジュールを指して使われることが多い表現です。
「アジェンダ」と混同されやすいカタカナ語に「レジュメ」がありますが、こちらは「話す内容の概要をまとめたもので、既に話す内容が決まっている際に用意される資料」のことで、「まだ決まっていないことを、いかに話し合うかの流れや、要点や、議題をまとめたもの」である「アジェンダ」とは意味合いが異なります。
すなわち、会議室に集まってもらい、何かを一方的に説明するような場合に、その内容の概要を記した資料等が「レジュメ」なのです。
混同しやすいカタカナ語ですので、間違わぬように使い分ける必要があります。
「アジェンダに沿って進めて参ります」を使った例文
・『それでは、早速会議案内に添付して送付しましたアジェンダに沿って進めて参ります』
・『本日の会議は、ここに表示していますアジェンダに沿って進めて参ります』
・『議論は、このアジェンダに沿って進めて参ります。短時間ですが、結論を出したいと思いますので、皆様のご協力をお願いいたします』
「アジェンダに沿って進めて参ります」の類語や言い換え
「アジェンダ」の類語としては、「議事進行予定」や「進行予定表」が挙げられます。
また、「沿って」の類語としては「従って」が挙げられます。
ここから、「アジェンダに沿って進めて参ります」は「議事進行予定に沿って進めて参ります」や「進行予定表に従って進めて参ります」等と言い換えることが出来ます。
まとめ
「アジェンダ」は、「協議事項や予定表や議事日程のこと」を指す英語の「agenda」から来たカタカナ語で、ここから「アジェンダに沿って進めて参ります」は、「議事進行予定に沿って進めていきます」と言った意味の、謙譲語表現となります。
