「多少なりとも」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「多少なりとも」とは?
「多少なりとも」は、数量や程度が少ない様子を言い表した言葉です。
「多少なりとも」とすることで、「少しくらいは」や「少しとは言えども」のようなニュアンスを持つ言葉になります。
たとえば「多少なりとも影響を与えるはずです」とすれば、少しとは言えども何かに影響を与えるような様子を表現できるのです。
ここでは、「それほど多くはないかもしれないが」という微妙な雰囲気を「多少なりとも」という言葉で表現しているのです。
このようにすることで、「少しくらいは」や「少しとは言えども」と同じような使い方がでけいるのです。
「多少なりとも」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「多少なりとも」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、先輩が仕事で困っていたとします。
そのため、先輩の仕事を手伝うことにしたのです。
このような場合には、「多少なりともお役に立てればと思います」と述べるとよいでしょう。
これにより、少しとは言えども役に立ちたい気持ちを、上手に表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「多少なりとも」の使い方に注意しましょう。
これは「少しくらいは」や「少しとは言えども」のような類似表現で置き換えできます。
どれも同じような意味ですが、少し印象の違う表現になるのです。
使用する状況によって、適した言葉を選ぶとよいでしょう。
「多少なりとも」を使った例文
「多少なりとも」を使った例文を挙げます。
例文のように、言葉を続けて対象を述べるようにすると、自然な使い方ができるのです。
・『この件は、多少なりとも影響を及ぼすでしょう』
・『私なら、多少なりともお役に立てるはずです』
・『周囲から、多少なりとも疑われてはいけません』
「多少なりとも」の類語と敬語での言いかえ
「多少なりとも」の類語と敬語を解説していきます。
「多少なりとも」の類似表現
「多少なりとも」の類似表現には、「多少とはいえども」があります。
「なりとも」と「とはいえども」は、同じようなニュアンスで使用できる言葉なのです。
「多少なりとも」の敬語表現
「多少なりとも」を敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「多少とは申しましても」に言いかえできます。
なお、この場合は「申す」という謙譲語を用いた敬語表現にできるのです。
まとめ
このように「多少なりとも」は、数量や程度が少ない様子を言い表した言葉だと言えます。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、しっかりおぼえておくとよいでしょう。
