この記事では「成功を祈念致しまして」について解説をします。
「成功を祈念致しまして」とは?意味
目的通りに物事をやり遂げられることを祈って、という意味です。
成功を願う言葉です。
「成功」には、目的通りに物事をやり遂げる、望ましい結果を手に入れるという意味があります。
「祈念」は、それが実現するように祈ることという意味です。
神仏に祈ることという意味もあるのですが、この場合は神仏への祈りという意味で用いているのではなく、実現することを望むといった意味です。
「致し」は「いたす」のことで、「する」の謙譲語・丁寧語です。
自分の側の行為を低めて表現したり、改まった気持ちを表したりすることで、相手に敬意を表します。
「成功を祈念致しまして」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、お祝いの席や手紙などで使用されます。
お祝いの席では、前向きな言葉を使うことが望ましいです。
成功を願うことは前向きであるといえるので、「成功を祈念致しまして」はお祝いの席で述べる言葉としてふさわしいといえます。
改まった手紙には書き方に形式があります。
前文・主文・末文・後付けの4つで構成されており、この形式に添って書くことで、読みやすくなり、失礼になることを防げます。
「成功を祈念致しまして」は末文で使用をします。
末文は、相手への気遣いを示したり、本文のまとめを書いたりする部分です。
この言葉で相手に気遣いを示すことができます。
「致し」は「いたし」と平仮名にしても失礼にはなりません。
「致しまして」の後には言葉を続けます。
お祝いの席であれば、乾杯などをすることになるでしょう。
そのための音頭の言葉が続きます。
後に言葉を続けないのなら、「成功を祈念致します」となります。
「成功を祈念致しまして」を使った例文
・『成功を祈念致しまして乾杯』
「成功を祈念致しまして」の返答や返信例
手紙の場合はこの言葉自体に返答をする必要はなく、主文に対しての返答を書きます。
返事の手紙も前文・主文・末文・後付けの4つのブロックで構成されます。
手紙の送り主はこちらに対して気遣いを示してくれています。
こちらから手紙を出すときにも、相手への気遣いを示すようにしましょう。
お祝いの席では、この後に乾杯があったり、あいさつがあったりします。
司会が会の進行をしてくれるはずなので、その指示に従って行動をしましょう。
お祝いの席では浮かれてしまいがちですが、周りの状況を考えて行動をしてください。
まとめ
この言葉は、お祝いの席や手紙で使用されます。
成功するようにという前向きな言葉です。
この後には言葉が続くので、その場にあわせた言葉を続けて使ってください。