「一意専心努める決意でございます」の解説をしていきます。
決意にまつわる言葉を、覚えていきましょう。
「一意専心努める決意でございます」とは?
「一意専心努める決意でございます」は、取引先やお客様に対して挨拶状をお送りするときに使います。
「一意専心」は「いちいせんしん」と読みます。
一意とは、心を集中して取り組むこと。
そして専心は、ある事業をひた向きに行うことを意味します。
つまり「一意専心」で心の限り、熱心に取り組む様子をあらわしています。
「決意でございます」はお客様に対する意思表示をしめしています。
前向きで誠実な思いを伝える、決意表明のフレーズです。
「一意専心努める決意でございます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「一意専心努める決意でございます」は取引先の方や一般のお客様に用いる、恭しい表現です。
支店や事業所の新規開設に用いられることが多く、お知らせの挨拶文として引用されます。
「皆様のご期待にお応えできるよう、一意専心努める決意でございます」のように、前置きを添えると丁寧な印象になります。
一方で「一意専心努める決意でございます」は日常的には、あまり使用しない言い回しです。
平素のビジネスメールで用いてしまうと、言葉だけがひとり歩きしているように受けとめられます。
支店や営業所の新規オープンなど、限られた場で正しく使うようにしましょう。
「一意専心努める決意でございます」を使った例文
・『お客様の思いに応えられるよう、一意専心努める決意でございます』
・『関係者一同、一意専心努める決意でございます』
・『スタッフ一同、一意専心努める決意でございます』
「一意専心努める決意でございます」の類語や敬語での言いかえ
「一意専心努める決意でございます」の言いかえとして「日々精進してまいります」があります。
「お客様の思いに応えるように」や「御社のご要望に応えられるように」など前置きを挟むと、より相手に伝わる文になります。
「一意専心努める決意でございます」の類似表現
よく似た言い方に「誠心誠意努めてまいります」があります。
こちらは就活や就任の挨拶としても使える、オーソドックスな言い方です。
個人の決意表明にも使えるので、新規の担当についた場合にも利用できます。
「一意専心努める決意でございます」の敬語表現
さらに丁寧に言い換えたいなら「誠心誠意努力して参る所存でございます」があります。
より良いサービスの提供を目指して、たゆまない努力をしていく姿を慇懃に伝えられます。
「一意専心努める決意でございます」の返答や返信例
このような挨拶状をいただいたら、先方にお祝い状をお送りします。
相手の企業との関係性を踏まえて、胡蝶蘭をお贈りするケースもあります。
上司と相談して、失礼のない対応を取っておきましょう。
「支社を開設されるとのこと、心よりお祝い申し上げます」などおめでたい文言を使って、こちらの気持ちをお送りしていきましょう。
まとめ
「一意専心努める決意でございます」の意味と使い方を学びました。
このような文は、おもに新しい事業所の開設に使われています。
時と場にあった、ふさわしい言い回しを覚えておきましょう。