「基に」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「基に」とは?
「基に」は、何かを基礎にすることを表現した言葉です。
「基」には、「基準」、「基礎」、「基本」などの様々な意味があります。
何かのベースになっている事物を示して「基」と表現できるのです。
また、このように使用する場合は「基」を訓読みで「もと」と読みます。
このようにすれば、広い意味で物事のベースになっている何かを言い表す事ができるのです。
なお、ここでは「基に」としています。
これは「基にする」のように動詞を加えて使用できます。
他にも、「資料を基に分析する」のように、前後に言葉を組み合わせるような使い方もできるのです。
「基に」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「基に」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、ある研究成果を得たとします。
そして、その成果を使って、新たに開発を始める事にしたのでした。
このような場合には、「今回の研究成果を基に、大規模な開発に取り掛かる予定です」と述べるとよいでしょう。
これにより、研究成果をベースにする様子を、上手に言い換えて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「基に」の使い方に注意しましょう。
これは非常に抽象的な表現です。
これと同等の意味であれば「ベースに」という表現が可能です。
他には、少し具体的にして「基本に」、「基礎に」などを使用してもよいでしょう。
いずれの場合でも、同じような意味で使用できます。
しかし、それぞれニュアンスの異なる表現にできるのです。
使用する状況に合わせて、上手に使い分けるとよいでしょう。
「基に」を使った例文
「基に」を使った例文を挙げます。
例文のように、「基」の対象を先に述べるようにすると、自然な印象の表現を作成できるのです。
・『長年の研究成果を基にしております』
・『市場調査の結果を基に、新たな戦略を練ります』
・『潤沢な資金を基に、大規模な開発を推し進めています』
「基に」の類語と敬語での言いかえ
「基に」の類語と敬語を解説していきます。
「基に」の類似表現
「基に」の類似表現には、「ベースに」があります。
「基」と「ベース」は、同じような意味合いで使用できる言葉なのです。
「基に」の敬語表現
「基に」を単独で敬語にはできません。
ここには敬語に言い換えるべき言葉が含まれていないのです。
これを敬語にする場合は、組み合わせる言葉で工夫するとよいでしょう。
たとえば、「基にしております」とすれば、謙譲語を使用した敬語表現にできるのです。
まとめ
このように「基に」は、何かを基礎にすることを表現した言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。