「合わせる顔がないのですが」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「合わせる顔がないのですが」とは?
「合わせる顔がないのですが」は、相手に対して引け目を感じるような場面で使用できる言葉です。
「合わせる顔がない」とは、相手に対して恥ずかしい気持ちを感じることを表現しています。
相手を堂々と見る事ができないような状況を、「合わせる顔がない」という言葉で言い表しているのです。
そして、そのような状況は、相手に対して恥ずかしく思ったり、申し訳なく思ったりするケースです。
つまり、相手に引け目を感じるような場面で、この言葉を使用できるのです。
なお、ここでは丁寧語の「です」を使用しています。
これに逆接の「が」を付与して、「ですが」という語尾にしているのです。
「合わせる顔がないのですが」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「合わせる顔がないのですが」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、部長から任された仕事を失敗したとします。
部長に申し訳なく思いながらも、失敗した事を報告することにしたのでした。
このような場合には、「部長に合わせる顔がないのですが、今回の仕事は失敗してしまいました」と述べるとよいでしょう。
これにより、相手に申し訳なく感じている様子を、上手に言い換えて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「顔がないのですが」の使い方に注意しましょう。
これは、「顔がありませんが」のほうが自然な表現と言えます。
また、この場合は「顔がございませんが」と言い換える事ができます。
これらは、どれも丁寧語を使用した表現です。
同じ意味の言葉でも、様々な形で印象を変える事ができるのです。
使用する状況に合わせて、上手に使い分けるとよいでしょう。
「合わせる顔がないのですが」を使った例文
「合わせる顔がないのですが」を使った例文を挙げます。
例文のように、前段の内容に応じた言葉を続けて述べると、自然で分かりやすい文章を作成できるのです。
・『部長に合わせる顔がないのですが、今回の仕事は失敗いたしました』
・『皆様に合わせる顔がないのですが、ご協力が無駄になってしまいました』
・『先輩に合わせる顔がないのですが、これからオフィスに戻ります』
「合わせる顔がないのですが」の類語と敬語での言いかえ
「合わせる顔がないのですが」の類語と敬語を解説していきます。
「合わせる顔がないのですが」の類似表現
「合わせる顔がないのですが」の類似表現には、「合わせる顔もありませんが」があります。
「顔がないのですが」と「顔がありませんが」は、同じようなニュアンスで使用できる言葉なのです。
「合わせる顔がないのですが」の敬語表現
「合わせる顔がないのですが」を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「合わせる顔がございませんが」に言いかえできます。
まとめ
このように「合わせる顔がないのですが」は、相手に対して引け目を感じるような場面で使用できる言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。
