この記事では、日常でもビジネスシーンでもしばしば使われる慣用句の「さわやかな秋晴れの下」について、その意味や使い方などを分かりやすく説明します。
「さわやかな秋晴れの下」とは?意味
「さわやかな秋晴れの下」の慣用的表現を言葉毎に分解し、その意味を説明します。
「さわやかな」とは、「気分が晴れ晴れとして快いさま」を意味し、秋の季語です。
また、「秋晴れ」は「秋の、澄み切って晴れた空の様子」を意味します。
そして最後の「下」の漢字は「した」または「もと」と読まれ、意味はもちろん普通に使われている「下(した)」で、強いて言い換えれば「環境のもと」です。
従って、「さわやかな秋晴れの下」とは、「気分が晴れ晴れとして快い、秋の澄み切って晴れた空の下で」と言った意味になります。
「さわやかな秋晴れの下」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「さわやかな秋晴れの下」は、秋に行われる運動会や、色々な行事やイベントでの挨拶などで、しばしば使われる慣用的表現です。
先にこの慣用句に使われている「さわやかな」は、秋の季語だと記した通り、「さわやかな」と「秋晴れ」は、一体で使われることが多いと言えます。
しかし、「さわやかな」は俳句の秋の季語であっても、実際に秋に限って使わなければならない言葉ではありません。
例えば、最近では春に運動会が開催されることも多く、この春の運動会で「さわやかな春の晴天も下」と表現しても問題はないと言えます。
「さわやかな秋晴れの下」を使った例文
・『さわやかな秋晴れの下、コロナ禍もようやく収まり、ここに運動会を開催できることを嬉しく思っています』
・『さわやかな秋晴れの下、今年の部内リクリエーションとして、郊外のブドウ狩りに、これから出発します』
・『本日は残念ながら、さわやかな秋晴れの下とはなりませんでしたが、雨の心配はないとのことで、思いっきり楽しみましょう』
「さわやかな秋晴れの下」の類語や言い換え
この慣用句で使われている「さわやか」の類語としては、「すがすがしい」や「清爽(せいそう)」や「清涼(せいりょう)」が挙げられます。
ちなみに、「すがすがしい」は「春」や「初夏」によく使われますが、「秋」に使っても問題はありません。
従って、この慣用句は「すがすがしい秋晴れの下」や「清爽な秋晴れの下」や「清涼な秋晴れの下」等と言い換えることが出来ます。
まとめ
「さわやかな秋晴れの下」とは、「気分が晴れ晴れとして快い、秋の澄み切って晴れた空の下で」との意味の慣用的表現で、運動会や様々な行事での挨拶でよく使われます。
「さわやかな」は「秋」、「すがすがしい」は「春」や「初夏」が定型としてよく使われますが、「すがすがしい」を「秋」に使っても問題はなく、「すがすがしい秋晴れの下」と言い換えることが出来ます。
