この記事では「平服でお越しください」について解説をします。
「平服でお越しください」とは?意味
普段の服装できてください、という意味です。
「平服」には、普段の服装、いつも着ている衣服という意味があります。
「平」は、つね、ふだん、「服」は着るもの、着物という意味を持つ漢字です。
このことからも「平服」には、普段着るものという意味があることがわかります。
「お越し」は「行くこと」「来ること」の意の謙譲語です。
行くことなのか、来ることなのかは、文脈やそのときの状況から判断します。
「ください」は相手に何かを要望・懇願する意を表します。
「平服でお越しください」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、ある場所に来るときの服装を指定するものです。
就職活動中の者が面接を受けるときに、服装の指示を受けることがあります。
この言葉は、面接をする側が使用をします。
平服は普段着ている服という意味ですが、冠婚葬祭などの招待の場合は、略礼服やそれに近い服を指します。
カジュアルウェアは含みません。
つまり、ジーンズにTシャツという服装ではいけないということです。
ビジネスの場ではスーツが該当します。
セミナーに参加するときの服装を指定するときにも、この言葉が使用されます。
その場合も、面接のときと同じような服装を指しています。
ある場所に来るときの服装を指定する言葉なので、その場所に来る時間帯もこの言葉とともに使われることが少なくありません。
○月○日の○時と具体的に示します。
また、その場所がわかるように手紙やメールに地図を添えることもあります。
「平服でお越しください」を使った例文
・『○○には平服でお越しください』
「平服でお越しください」の返答や返信例
ある場所に来るようにと、はがきや手紙で指示を受けている場合には、返事を出さないことがあります。
出欠の確認の場合は返事を出さなければなりませんが、そうでない場合は返事を出す必要はありません。
当日になったら指定されている場所に行きます。
出かける前には持ち物を確認しましょう。
そして、時間に遅れないように気をつけます。
どのような服装にすればいいのかわからなくても、この言葉を伝えている人に尋ねるのは控えた方がよいでしょう。
常識を疑われる可能性があります。
わからない場合は、知っていそうな親しい人などに尋ねてください。
まとめ
この言葉は、ある場所に来るときの服装を示すものです。
来てくださいとお願いしている側が使用をします。
場所や場面によって、ふさわしい服装が変わります。
服装によっては他人を不快にさせるので、その場にあったふさわしい服装を選ぶようにしましょう。