「その限りではございません」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「その限りではございません」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「その限りではございません」について解説をします。

「その限りではございません」とは?意味

その範囲にはあてはまらない、といった意味です。

「その」は、空間的・心理的に聞き手に近い人や物や、聞き手が当面している場面、今話に登場したばかりのことや今話題にしていることを指す言葉です。

たとえば、今聞き手がAという仕事を行っているとします。

この人が上司から「その仕事が終わったら、次はこれをお願い」と頼まれたとします。

そのときの「その」は、Aという仕事を指していることになります。

「限りではございません」は、「限りではない」を丁寧な言い方にしたものです。

「限り」には、その範囲の中という意味があります。

「ございません」は、「ある」の意の丁寧語の「ございます」に、丁寧な打消しの表現の「ません」をつなげています。

つまり「その限りではございません」は、その範囲の内には入らないという意味です。

「その限りではございません」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、ある場合にはその事柄は適用されないことを伝える場合に使用をします。

たとえば、ある場所に一般車両は駐車してはいけないとされているとします。

他に駐車場をみつけて車両をとめて欲しいです。

しかし、救急車など一般車両以外なら、その場所に駐車することが許されています。

緊急を要することなので、駐車場を探してくださいなどいっている場合ではありません。

この場合は、「そこに車両をとめてはいけない」というルールが適用されません。

そういった、ある範囲からはみ出ること、ある事柄が適用されないことを、この言葉で表します。

この言葉だけだと「その」が指すものが何なのかわからないので、前に「その」が指す言葉が述べられます。


「その限りではございません」を使った例文

・『○○の場合は、その限りではございません』

「その限りではございません」の返答や返信例

多くの人に向かって伝えられることもある言葉で、多くの人に対して述べられている場合は、返答をする必要はありません。

何かの説明の際に使われることのある言葉で、この後にも説明が続く場合は、この言葉自体に返答しないこともあります。

「その限りではない」が示す事柄について詳しく知りたい場合は、質問をします。

細かなルールが決められていることもあるので、間違いのないように確認をしておくとよいでしょう。

まとめ

この言葉は、ある事柄は適用されない、その範囲の中には入らないということを伝える際に用います。

この言葉だけでは、「その」が指すものが何なのかわからないので、「その」が指すものが何なのかも示しながら使いましょう。