この記事では「ご連絡先をお伺いしてもよろしいでしょうか」について解説をします。
「ご連絡先をお伺いしてもよろしいでしょうか」とは?意味
メールアドレスや電話番号を尋ねてもよいですか、連絡先を教えてください、といった意味です。
「ご連絡先」は「連絡先」に「ご」をつけて、丁寧な表現にしたものです。
「ご」はものの名詞について丁寧な意を表します。
「ご飯」のような使い方をするものです。
「お伺い」は「伺う」に「お」をつけて、敬意を表す言い方にしたものです。
「伺う」は、「尋ねる」「問う」「聞く」「訪れる」「訪問する」の謙譲語になります。
この場合は、「尋ねる」という意味で用いています。
「お」は動詞の連用形について、その下に「する」を添えた形で謙譲の意を表し、相手を敬います。
「よろしい」は差し支えないという意味です。
「でしょうか」は「だろうか」の丁寧な表現で、はっきりしない事柄を問う意があります。
「ご連絡先をお伺いしてもよろしいでしょうか」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、相手の連絡先を知りたいときに使用をします。
仕事で取引のある人やお客さまなどに対して述べるものです。
「連絡先」は、連絡するために必要な電話番号や住所のことをいいます。
「連絡先」というと、電話番号のことなのか、メールアドレスのことなのか、住所のことなのか、どれを指しているのかわかりにくいです。
そのため、電話番号を知りたいなら「電話番号を」、メールアドレスを知りたいなら「メールアドレスを」と、言い換えた方がよいでしょう。
「お伺いしても」は二重敬語です。
「お~する」は謙譲の意を表す形で、「伺う」は謙譲語です。
「お伺いし」の「し」が「する」のことです。
そのため「伺っても~」または「お聞きしても~」という表現にします。
しかし、「お伺いする」という表現が定着しつつあるので、この形で用いられることもあります。
「ご連絡先をお伺いしてもよろしいでしょうか」を使った例文
・『恐れ入りますが、ご連絡先をお伺いしてもよろしいでしょうか』
「ご連絡先をお伺いしてもよろしいでしょうか」の返答や返信例
電話番号やメールアドレスなどを知りたいようなので、連絡をもらっても差し支えない電話番号などを教えます。
しかし、連絡先を教えることに差し支えがあるなら、教える必要はありません。
知らない人に安易に教えてしまうと、連絡先を犯罪に使用されてしまう可能性があります。
その人を信頼できるのかを考えて、教えてもよいのか判断をしましょう。
まとめ
この言葉は、相手の連絡先を知りたいときに使用をします。
二重敬語になっているので、言い方を変えてみてください。