「当面の間」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「当面の間」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「当面の間」について解説をします。

「当面の間」とは?意味

しばらくの間という意味です。

「当面」には2つの意味があります。

ひとつは、直接向き合うこと、実態を目前にすることです。

実際に今目の前にある事柄があるといったことをいます。

「問題に当面する」のような使い方をするものです。

もう一つの意味は、さしあたり、しばらくの間です。

「当面はこれで大丈夫だろう」のような使い方をします。

しばらくとは、時間的にどれくらいの長さのことなのか定義はありません。

「当」は、この、その、さしあたっての、「面」は向き合うという意味を持つ漢字です。

「当面の間」という場合は、しばらくの間という意味で用いています。

「間」は、ある範囲の時間を意味します。

「眠っている間に嵐は通り過ぎた」のような使い方をします。

この例の場合だと、「間」は眠っているという範囲の時間を指しています。

「当面の間」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、しばらくの間という意味で用います。

今のところとりあえず、という意味を含んで用いるものです。

旅行会社のツアーのことで説明をします。

ある旅行会社は海外へのツアーを計画していました。

計画をしていた段階では、大きな問題はなかったのですが、いざ実行しようとしたときに、現地で大きな問題が発生しました。

問題のある場所に行くことは危険なので、ツアーを中止せざるを得ません。

しばらくの間は、そのツアーの実施は見送ることにしました。

このことを「当面の間、ツアーの実施は見送る」のように表現をします。

今の時点を指して使用することが多く、過去のある期間を指しては用いません。

どれくらいの期間について「当面」というのか定義はありません。

ある程度の長さがある場合は「当分」と表現をします。


「当面の間」を使った例文

・『当面の間は控えることにします』

「当面の間」の返答や返信例

この後に何が述べられるのかによって、返答の内容が変わります。

あることはやりませんという場合なら、その決定を受け入れるのか、受け入れないのかを答えます。

なぜ、その行動をしないのか疑問に思うならば、その理由を尋ねてみましょう。

しばらくの間は大丈夫だという意味で伝えられている場合は、「わかりました」の意を述べます。

理由もなく大丈夫といわれても、本当に大丈夫なのか心配になると思います。

その場合は、大丈夫だと思う根拠を尋ねてみるとよいでしょう。

まとめ

この言葉は、ある一定の範囲の期間の意味で用います。

今、目の前にしている時を指して用いることが多いです。

この後にはいろいろな言葉を続けることができ、さまざまな場面で使用できます。