「断腸の思いで」という表現法についての解説です。
「断腸の思いで」とは?意味
「断腸の思いで」は、決意表明を意味する表現の一つで、腸が千切れるほどの悲しい思いであるという決意を示す言葉です。
なので、この言葉で表明される決意というのは、悲しみに満ちた思いで、ビジネスにおいては仕方がないが決断せざるを得ないことを意味します。
「断腸の思いで」は、ビジネスなんかでは特に相手を首にする際において、理由において方法がこれしかないので仕方がないという場合に使用され、自業自得という理由以外で悲しくて仕方がないという意味を持ちます。
「断腸の思いで」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「断腸の思いで」は、ビジネスにおいては悲しい思いであるという意味で使用され、決断において仕方がない決断をした際に使用されます。
なので、注意すべく点としては、「断腸の思いで」は、決断において悲しいと思える事態でしか使用してはならず、自らの判断ミスによる自業自得については、「断腸の思いで」は使用できないです。
あくまで「断腸の思いで」は、決断において手詰まり状態でそれしか決断できないことでかつ、悲しい決断を選択するしかなかったという場合において有効で、自業自得や選択が他にあったのにわざわざ悲しい選択をするという場合は、この言葉は不適切になります。
「断腸の思いで」を使った例文
・『断腸の思いで社員に対して移動命令を出した』
・『社長自らが断腸の思いで会社の倒産を発表した』
「断腸の思いで」の返答や返信例
「断腸の思いで」への返事については、苦渋の決断というものに返事をすると考えるとわかりやすく、返事も考えやすいです。
なので、「断腸の思いで」に対する返事の内容が会社の倒産について仕方がなく、苦渋の決断だったという場合、返答の例は、「わかりました」とか、「なぜ、わが社は倒産するのですか?」と問うのが返答の例や返信の例になります。
まとめ
「断腸の思いで」は、悲しいが仕方がないことであるという意味で苦渋の決断と似ています。
なので、会社を首にする人物がいる場合なんかであれば、成績が悪い人物を首にしないと会社がつぶれてしまうなどがまさに、苦渋の決断であり、「断腸の思いで」になります。
ただし、苦渋の決断は、心苦しいという姿勢こそありますが、悲しいと感じることはないので、「断腸の思いで」と比較した場合、仕方がないという部分だけが同じで後は悲しいという気持ちを持ちません。
しかしながら、「断腸の思いで」をわかりやすく説明するためには、「苦渋の決断」とほぼ同じであるとしたほうが分かりやすいので「断腸の思いで」は、「苦渋の決断」とほぼ似ているとしました。