「見るに忍びない」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「見るに忍びない」とは?
「見るに忍びない」は、気の毒に思えるような場面で使用できる言葉です。
「見るに忍びない」は「見るのも忍びがたい」や「見ているのが耐えられない」などのニュアンスで使用できます。
「忍びない」は「忍ぶ」という動詞がベースになっている言葉です。
これは、「堪える」や「我慢する」という意味を持つ言葉なのです。
これを「忍びない」とすれば「堪えられない」のような意味になります。
そして「見るに忍びない」とすることで、「見ているのが堪えられない」ような状況を言い表した言葉になるのです。
「見るに忍びない」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「見るに忍びない」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、ある仕事が大幅に遅延していたとします。
そのため、担当者は連日徹夜してリカバリしようとしているのでした。
このような場合には、「現場は、見るに忍びない状況でした」と述べるとよいでしょう。
これにより、見ているのも堪えられないような状況のことを、上手に言いかえて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「忍びない」の使い方に注意しましょう。
これは「忍びがたい」や「堪えがたい」などに言い換える事もできます。
どれも同じような意味を持つ言葉ですが、それぞれ印象の違う表現でもあります。
使用する状況に合わせて、柔軟に使い分けるとよいでしょう。
「見るに忍びない」を使った例文
「見るに忍びない」を使った例文を挙げます。
例文のように、語尾を加えて文章を完結させる事で、自然な印象の表現を作成できるのです。
・『このチームは、見るに忍びない様子でございました』
・『気が付いたら、見るに忍びない状態になっておりました』
・『あまりの惨状で、見るに忍びない状況とはまさにこのことです』
「見るに忍びない」の類語と敬語での言いかえ
「見るに忍びない」の類語と敬語を解説していきます。
「見るに忍びない」の類似表現
「見るに忍びない」の類似表現には、「見るに堪えがたい」があります。
「見るに忍びない」の敬語表現
「見るに忍びない」を敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「見るに忍びありません」に言いかえできます。
なお、この場合は丁寧語の「ます」を使用した敬語表現にできるのです。
まとめ
このように「見るに忍びない」は、気の毒に思えるような場面で使用できる言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。