「再三にわたりお願いしておりますが」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「再三にわたりお願いしておりますが」とは?
「再三にわたりお願いしておりますが」は、何度もお願いしている状況を言い表した言葉です。
これは、「おりますが」で終えているため、お願いした事項が達成されていない状況が推測できます。
そのため、「再三にわたりお願いしておりますが、未だに対応されていません」のように、言葉を続けて文章を完成させる必要があります。
「再三にわたり」は「何度も」や「何回も」を意味します。
また、「お願いしております」とは、「お願いしています」を謙譲語で言い換えたものです。
「いる」を「おる」にする事で、相手に敬意を示しているのです。
「再三にわたりお願いしておりますが」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「再三にわたりお願いしておりますが」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、取引先に何度も依頼していたとします。
それは、納品データに不備があるため、再提出してほしいという依頼でした。
このような場合には、「再三にわたりお願いしておりますが、未だに対応されていません」と述べるとよいでしょう。
これにより、相手に何度もお願いしている様子を、上手に言いかえて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「お願いしております」の使い方に注意しましょう。
これは「お願いしています」を謙譲語の「おる」で言い換えたものです。
つまり、使う相手によって、適切な敬語表現を選択する必要があるのです。
状況に応じて、上手に使い分けるとよいでしょう。
「再三にわたりお願いしておりますが」を使った例文
「再三にわたりお願いしておりますが」を使った例文を挙げます。
例文のように、前段の内容に応じた言葉を続けるようにすると、自然な文章を作り出せるのです。
・『再三にわたりお願いしておりますが、まったく連絡のない状況です』
・『再三にわたりお願いしておりますが、現時点でも対応されていません』
・『再三にわたりお願いしておりますが、未だにご回答いただいておりません』
「再三にわたりお願いしておりますが」の類語と敬語での言いかえ
「再三にわたりお願いしておりますが」の類語と敬語を解説していきます。
「再三にわたりお願いしておりますが」の類似表現
この言葉の類似表現には、「何度もお願いしておりますが」があります。
「再三にわたり」と「何度も」は、同じような意味合いで使用できる言葉なのです。
「再三にわたりお願いしておりますが」の敬語表現
この言葉を、別な敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「再三にわたりお願い申し上げていますが」に言いかえできます。
まとめ
このように「再三にわたりお願いしておりますが」は、何度もお願いしている状況を言い表した言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。
