この記事では「以上のような経緯で」について解説をします。
「以上のような経緯で」とは?意味
このようないきさつで、という意味です。
「以上」には、それよりも前に伝えたことという意味があります。
この言葉を述べているよりも前に述べたことを指しています。
「よう」は、こんなという意味です。
理由・事情・方法・ようすなどを意味します。
「経緯」はいきさつという意味です。
物事の経過や、物事の複雑な事情をいう語で、その結果になった理由や原因も含みます。
「けいい」とも「いきさつ」とも読むことができます。
「経」は道筋をたどる、「緯」は横糸という意味を持つ漢字です。
「以上のような経緯で」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、物事の事情を説明するときに使用をします。
この言葉の前に事情が述べられています。
コラボ製品のことで説明をします。
A社は文房具をデザインしている会社です。
A社がデザインをした文房具が大好きな芸能人がいるとします。
この芸能人がテレビで「A社の文房具が大好きなんです」と話しているのをA社の人が耳にすることがありました。
あるとき、A社が文房具の展示会を行いました。
この展示会にA社の文房具が好きな芸能人がやってきており、たまたまA社の社員の目にとまりました。
A社の文房具が好きなことを知っているので、芸能人に声をかけたところ話が弾みました。
そして、コラボ製品を作りましょうという話にまで進んで行きました。
こうしてある製品ができあがりました。
これが、あるコラボ製品ができたいきさつです。
そのことを説明したうえで、「以上のような経緯で」という言葉を使用します。
「で」の後には、「こうなりました」という言葉が続きます。
「以上のような経緯で」を使った例文
・『以上のような経緯で、出店をしました』
・『以上のような経緯で製品が生まれました』
「以上のような経緯で」の返答や返信例
この前にいきさつが述べられるので、その話を聞きます。
その話の内容についての感想を伝えたり、今後の指示を出したりなどをします。
問題を起こしている場合は、その後の対策を考えなければなりません。
どういった経緯でこのような事態になったのかがわかれば、対策も見えてくることでしょう。
同じような事態を繰り返さないために、今後どうして行ったらよいのかを具体的に考えていきましょう。
まとめ
この言葉は、ある状態に至った理由や原因などを説明する際に用います。
なぜそうなったのかを伝えなければならない場面で用いられる言葉です。
物事には理由や原因があります。
そのため、この言葉を使う機会は少なくないことでしょう。