この記事では「今年度中には」について解説をします。
「今年度中には」とは?意味
今の年度の間には、という意味です。
「今年度」には、会計や事務処理などの都合のために区切った1年間という意味があります。
1月1日から12月31日までの1年のことではありません。
日本では4月1日から翌年の3月31日までを一つの年度として区切ることが一般的です。
「中」は、ある範囲や限界を区切る意です。
「今週中」「授業中」「夏休み中」などの使い方をします。
「夏休み中」という場合は、夏休みという期間で区切っている意になります。
「には」は「に」のついた部分を強調する語です。
「今年度中には」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、ある事柄を今年度の間には終えるつもりであるときや、ある事柄を今年度の間に行って欲しいときに使用をします。
たとえば、今マンション建設をしているとします。
まだ完成はしていないのですが、あと少しで完成できそうです。
今は11月です。
今年度、つまり3月31日までには完成できる見通しが立っています。
そのことを「今年度中には、マンションが完成する予定です」と表現します。
今度は別の事柄で説明をします。
他社にある製品を納品するようにお願いをしています。
しかし、時間がかかるようで、まだ納品されていません。
今は3月15日です。
今年度、つまり3月31日までには納品をして欲しいです。
そのことを「今年度中には納品をお願いします」のように表現します。
後に続く言葉を変えることで、さまざまな場面で使用することができます。
誰に伝えるのかによって、後に続く言葉の丁寧さが変わります。
「今年度中には」を使った例文
・『今年度中には発表いたします』
・『今年度中には発売を開始します』
「今年度中には」の返答や返信例
「には」の後に続く言葉によって、返答の内容が変わります。
後に「終わります」という意の言葉が続く場合は、それが終わるまで待っていることになるでしょう。
その場合は「わかりました」の意を伝えます。
もう少し早く物事を終えて欲しいときには、早くするようにお願いをしてみるとよいでしょう。
ただし、相手を不快にさせないように伝え方に注意が必要です。
後に「終わらせてください」という意の言葉が続く場合には、「努力する」「わかりました」などの意を伝えます。
今年度中には終わるように物事を進めていきましょう。
まとめ
この言葉は、会計や事務処理の都合のために区切った1年間で、何かをすることを表す際に使用をします。
「には」の後にはさまざまな言葉を続けることができ、さまざまな場面で使用できる言葉です。