「お考えはいかがでしょうか」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「お考えはいかがでしょうか」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「お考えはいかがでしょうか」について解説をします。

「お考えはいかがでしょうか」とは?意味

どのような考えを持っていますか、という意味です。

「お考え」「考え」「お」をつけて、敬意を表す言い方にしたものです。

「考え」には、考えて出した決意・判断・予測などのこと、ある事柄についてあれこれと思いを巡らすことといいう意味があります。

「いかが」は、状態や意見などを尋ねる意です。

どのように、どうという意味になります。

「具合はいかがですか」のような使い方をします。

「でしょうか」「だろうか」の丁寧な表現で、はっきりとしていない事柄を問う意です。

「お考えはいかがでしょうか」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、聞き手の考えを尋ねるときに用います。

「お考えはいかがでしょうか」「そのお考えはいかがでしょうか」という使い方をすると、「その考えはどうかと思う」「その考えはおかしいのでは」という意味に受け取られる可能性があります。

相手の考えを否定しているように受け取られてしまうのです。

別の表現にすると誤解が少なくなります。

考えを尋ねる表現には他に、「どのような考えをお持ちですか」「考えをお聞かせ願えますか」などがあります。

「願えますか」は疑問の形でお願いをするものです。

遠回しなお願いの仕方をしており、そうして欲しいと穏やかに伝えることができます。

「お考えを伺ってもよろしいですか」という表現もできます。

「伺う」「聞く」「問う」「尋ねる」「訪問する」の謙譲語です。

いくつかの意味があり、場合によってはどの意味で使っているのかわかりにくいのですが、前に「考え」という言葉があれば「問う」「尋ねる」という意味で使っていることがわかります。


「お考えはいかがでしょうか」を使った例文

・『○○についてのお考えはいかがでしょうか』

「お考えはいかがでしょうか」の返答や返信例

考えを尋ねられているので、自分の考えを伝えましょう。

ある事柄についてよく考えてみて、その判断や決意などを伝えてください。

すぐには考えを出せないということもあると思います。

その場合は、しばらく時間をもらって考えて、考えがまとまったら伝えるとよいでしょう。

こちらの考えを参考にして何かを行うこともあるので、適当なことを伝えるのは望ましくありません。

よく考えた結果を伝えましょう。

まとめ

この言葉は、相手の考えを聞きたいときに述べるものです。

言い方によっては誤解を招くことがあります。

誤解を招いてしまっては、相手の考えを聞くことができません。

他の表現もできるので、別の言い方を考えてみましょう。