「ご苦労されたかと拝察いたします」というビジネス用語の意味・使い方・類語・英語を分かりやすく解説します。
「ご苦労されたかと拝察いたします」とは?
「ご苦労されたかと拝察いたします」とは、「大変な思いをされたこととお察しいたします」を意味しているビジネス用語です。
「相手が仕事で苦しい思いをしたこと」を推察する尊敬語・謙譲語を合わせた敬語表現になります。
「ご苦労された」は尊敬の意味の接頭辞「御」をつけた尊敬語、「拝察いたします」は自分をへりくだる謙譲語です。
「ご苦労されたかと拝察いたします」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「ご苦労されたかと拝察いたします」のビジネスでの使い方は、「相手が大変な思いをしてこのビジネスを手がけてきたことを評価・共感する場合」に使うという使い方になります。
この言い回しを使うときの注意点は、「ご苦労」の言葉が上から目線でねぎらうの意味と誤解されやすいので、「明らかに目上の立場の相手+上下関係にこだわる相手」には使わないほうが良いということがあります。
「ご苦労されたかと拝察いたします」を使った例文
「ご苦労されたかと拝察いたします」のビジネス用語を使った例文を紹介していきます。
・『こんな画期的なアイデアを商品化されるまで、ご苦労されたかと拝察いたします』
・『ご苦労されたかと拝察いたしますが、どのようにしてこの価格設定にできたのでしょうか』
・『新入社員の教育担当をされていたとのこと、ご苦労されたかと拝察いたします』
「ご苦労されたかと拝察いたします」の類語での言いかえ
「ご苦労されたかと拝察いたします」という言い回しの類語での言い換えを紹介していきます。
「ご苦労されたかと拝察いたします」の類似表現
「ご苦労されたかと拝察いたします」の類似表現には、以下のような言い回しがあります。
・『ご苦労されたかとお察しいたします』
「拝察」の「察する」を意味する謙譲語は、「お察し」という謙譲語に言い換えることができます。
・『ご苦心されたかとご拝察します』
「心を悩まされたことかとお察しいたします」の意味として使うことができます。
・『ご腐心されたかと拝察いたします』
「目的達成のために心をくだかれたかとお察しいたします」を意味する類似表現です。
「ご苦労されたかと拝察いたします」の英語表現
・『I guess you had a hard time』
「あなたが苦労される時間を過ごしたことかと推察します」を意味しているシンプルな英文です。
・『I presume you struggled』
この英文は、「あなたが問題解決のために苦闘(格闘)したことかと推測します」を示しています。
まとめ
「ご苦労されたかと拝察いたします」というビジネス用語を徹底的に解説しましたがいかがでしたか?「ご苦労されたかと拝察いたします」の意味・使い方・類語・英語について調べたいときは、この記事を参考にしてみてください。