ビジネス上でのやり取りの中で「いかがなりましたでしょうか」という言葉が使われる場合があります。
果たしてこの言葉はどのような意味で、どのような使われ方が正しいのでしょうか。
この記事では「いかがなりましたでしょうか」について解説して行きます。
「いかがなりましたでしょうか」とは?
「いかがなりましたでしょうか」という言葉の中で使われている「いかが」とは疑問を表す言葉で、「どのように」「どう」という意味合いが含まれています。
相手に対し何かしらの問い合わせをしていてその結果がどうなったかを尋ねる時、また物事の進捗の確認に使う言葉です。
「いかがなりましたでしょうか」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「いかがなりましたでしょうか」という言葉は、相手に対して物事の状況を教えてほしいということを催促している言葉になります。
そのため、相手に問い合わせをして間もないタイミングで使う言葉としては適してません。
相手に問い合わせをして間もないタイミングで使ってしまうと相手に悪い印象を与えてしまうからです。
相手に問い合わせをしてから時間が経っているにもかかわらず、相手から思うような回答が得られない場合などに使われる言葉です。
「いかがなりましたでしょうか」を使った例文
・『先日問い合わせをさせていただいた件ですが、いかがなりましたでしょうか』
・『会議の予定をメールで送らせていただいておりましたが、ご都合はいかがなりましたでしょうか』
・『御社の先月の経営状況はいかがなりましたでしょうか』
「いかがなりましたでしょうか」の類語や敬語での言いかえ
「いかがなりましたでしょうか」はどのような言葉で言いかえられるのでしょうか。
「いかがなりましたでしょうか」の類似表現
「いかがなりましたでしょうか」の類似表現としては、「どうなりましたでしょうか」「どのようになりましたでしょうか」という言葉が挙げられます。
「いかがなりましたでしょうか」の敬語表現
「いかがなりましたでしょうか」の敬語表現としては、「いかがなりましたでしょうか」自体が敬語表現のため、類似表現と同じく「どうなりましたでしょうか」「どのようになりましたでしょうか」という言葉が挙げられます。
「いかがなりましたでしょうか」の返答や返信例
「いかがなりましたでしょうか」という言葉を相手が使う場面は、先述の通り相手が思うような回答を得られてない時、また相手が回答を早急に欲している時に使う言葉ですので早めに返答してあげるようにしましょう。
もし明確な回答がその時点で用意できていない場合は、現時点での状況と明確な回答が用意できていない旨を相手に正直に伝えると良いでしょう。
まとめ
これまで「いかがなりましたでしょうか」という言葉について解説してきましたが、ご理解いただけましたでしょうか。
先述の通りこの言葉は相手に対し催促している印象を与えてしまう言葉になります。
ですので十分注意して使うようにしましょう。