「一瞥もくれず」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「一瞥もくれず」とは?
「一瞥もくれず」は、まったく興味を持たない様子を言い表した言葉です。
「一瞥」は「いちべつ」と読みます。
これは、「ちょっとだけ見ること」や「ちらりと見ること」を意味する言葉です。
「瞥」は単独でも「見る」や「ちらっと見る」を意味します。
これに「一」を付与する事で、「一回見る」ようなニュアンスの言葉にしているのです。
しかし、ここでは「一瞥もくれず」と表現しています。
「くれず」は「くれる」を否定形にしたものです。
これは「くれない」と同じ意味になっています。
つまり、「一瞥もくれず」は、「ちょっとだけも見ないこと」を表現した言葉なのです。
これをシンプルに言い換えれば、「まったく興味を持たず」のように言いかえる事もできるでしょう。
「一瞥もくれず」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「一瞥もくれず」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、あなたが社長に直訴しようとしたとします。
しかし、社長に声をかけても、完全に無視されてしまったのです。
このような場合には、「私には一瞥もくれず、立ち去っていきました」と述べるとよいでしょう。
これにより、相手がまったく興味を持ってくれなかった様子を、上手に言い換えて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「くれず」の使い方に注意しましょう。
これは「くれる」が変形したものです。
そのため、尊敬語にする場合は「くださる」で言い換える事が可能です。
つまり、「一瞥もくださらず」とすれば、尊敬語を使用した表現になるのです。
「一瞥もくれず」を使った例文
「一瞥もくれず」を使った例文を挙げます。
例文のように、語尾を少し加える事で、自然な文章を作り出す事ができるのです。
・『一瞥もくれず立ち去りました』
・『一瞥もくれずに無視されました』
・『一瞥もくれずといった様子でした』
「一瞥もくれず」の類語と敬語での言いかえ
「一瞥もくれず」の類語と敬語を解説していきます。
「一瞥もくれず」の類似表現
「一瞥もくれず」の類似表現には、「顧みてくれず」があります。
「一瞥もくれず」と「顧みてくれず」は、同じような意味合いで使用できる言葉なのです。
「一瞥もくれず」の敬語表現
「一瞥もくれず」を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「一瞥もくださらず」に言いかえできます。
まとめ
このように「一瞥もくれず」は、まったく興味を持たない様子を言い表した言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。