この記事では「ざっくばらんなご意見を」について解説をします。
「ざっくばらんなご意見を」とは?意味
遠慮することなく意見を、隠すことなく素直な意見を、という意味です。
「ざっくばらん」には、遠慮することなく率直なさまという意味があります。
打ち解けて率直な態度をとるさまをいいます。
「ご意見」は「意見」に「ご」をつけて、敬意を表す表現にしたものです。
「意見」には、ある事柄への考えという意味があります。
「ご」は他人の行為や持ち物を表す語について、その人に対する尊敬の意を表す語です。
この場合は、意見を持っているのは聞き手で、聞き手に対して敬意を表しています。
「ざっくばらんなご意見を」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、隠すことなく意見をいって欲しいときに用います。
「を」の後には、「考えをいってください」「考えを聞きたいです」という意味の言葉が続きます。
後に続く言葉も丁寧にします。
「ください」という表現を使うと押しつけがましい印象を与えてしまいます。
「~くださいますか」「幸いです」などの表現を使うと、押しつけがましさがなく、穏やかに伝えられます。
「ご意見」は敬意を表す言葉です。
つまり、「ざっくばらんなご意見を」は目上の人に対して述べるものということになります。
しかし、目上の人に対して「ざっくばらん」という表現をするのは適切ではありません。
「ざっくばらん」は、打ち解けて率直な態度をとるさまをいいます。
目上の人に対して打ち解けた態度をとることはないでしょう。
率直な考えを聞きたいときには「忌憚のない」「率直な」などの言葉を使います。
「忌憚」は遠慮することという意味で、否定の語とともに使われることが多いです。
「忌憚のない」という場合は、遠慮はしないでという意味になります。
「ざっくばらんなご意見を」を使った例文
・『ざっくばらんなご意見をお聞かせ願えますか』
「ざっくばらんなご意見を」の返答や返信例
ある事柄への考えを聞きたいようなで、率直な考えを述べましょう。
隠すことなく本当に思っていることを伝えて構いません。
相手は本当のところを知りたいと思っています。
ただし、他人を傷つけるような発言はできるだけ控えが方がよいでしょう。
「ざっくばらんな」とは伝えているものの、いっていいことと悪いことがあります。
何をいってはいけないのかを考える必要があります。
まとめ
この言葉は、他人の率直な意見を聞きたいときに用います。
「ざっくばらん」で率直なという意味を表していますが、この表現は目上の人に対しては不適切なので、別の表現に変えてみてください。
相手にあわせて表現を考えることが大切です。