「先般はお見積もりをいただき」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「先般はお見積もりをいただき」とは?
「先般はお見積もりをいただき」は、見積もりをくれた相手に対して使用できる言葉です。
「先般」は、「さきごろ」や「このあいだ」などの意味を持ちます。
このように述べる事で、すこし過去の時点を指し示す言葉になるのです。
これは、昔すぎても、近すぎても違和感があるものです。
明確な定義はありませんが、数日から一か月の間くらいまでが妥当な範囲だと言えるでしょう。
なお、「お見積もり」とは、何かの基礎数値をもとに期間や数量を類推したものです。
ここでは「いただき」という「もらう」を意味する謙譲語を組み合わせて「お見積りをいただき」と表現しているのです。
「先般はお見積もりをいただき」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「先般はお見積もりをいただき」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、取引先に会う事になったとします。
その取引先には、少し前に見積もりをもらっていました。
そのため、相手にそのことの御礼を述べる事にしたのです。
このような場合には、「先般はお見積もりをいただき、誠にありがとうございました」と述べるとよいでしょう。
これにより、さきごろ実施してもらった見積もりの事を、上手に表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「いただき」の使い方に注意しましょう。
これは、「もらう」をへりくだって表現した言葉です。
「へりくだる」とは自分を低く表現する事です。
相手によっては過剰な敬語に聞こえる事もあるため、使い方には十分注意するとよいでしょう。
「先般はお見積もりをいただき」を使った例文
「先般はお見積もりをいただき」を使った例文を挙げます。
例文のように、「感謝」を示す言葉を組み合わせると、自然で分かりやすい文章を作成できます。
・『先般はお見積もりをいただき、誠にありがとうございます』
・『先般はお見積もりをいただき、本当にありがとうございました』
・『先般はお見積もりをいただき、心より感謝いたします』
「先般はお見積もりをいただき」の類語と敬語での言いかえ
「先般はお見積もりをいただき」の類語と敬語を解説していきます。
「先般はお見積もりをいただき」の類似表現
「先般はお見積もりをいただき」の類似表現には、「さきごろはお見積もりをいただき」があります。
「先般」と「さきごろ」は、同じような意味で使用できる言葉なのです。
「先般はお見積もりをいただき」の敬語表現
「先般はお見積もりをいただき」を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「先般はお見積もりを頂戴し」に言いかえできます。
まとめ
このように「先般はお見積もりをいただき」は、見積もりをくれた相手に対して使用できる言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。