「料金に転嫁する」とは?
ビジネスでの使い方、敬語での言い換えなど、分かりやすく解説していきます。
「料金に転嫁する」とは?
「料金に転嫁する」は、料金に上乗せする場合に使用される言葉です。
「転嫁」は、罪や責任を他者に押し付けること、なすりつけることを意味します。
これは名詞であるため、動詞の「する」と組み合わせて使用する事ができます。
ここでは「転嫁する」として、他者に何かを押し付ける様子を示しているのです。
そして、ここでの他者とは「料金」になります。
これは、たとえば原価の高騰などが発生した場合に、その責任を「料金」に押し付けているのです。
つまり、何らかの影響を料金に反映して上乗せするような様子を、「料金に転嫁する」と表現できるのです。
「料金に転嫁する」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「料金に転嫁する」を使う場合には、どのようなものがあるでしょうか。
たとえば、あなたの会社で商品価格の値上げに踏み切る事になったとします。
原材料の価格が高騰して、このままでは赤字になってしまうため、苦渋の決断だったのです。
このような場合には、「原材料価格の高騰を、料金に転嫁するしか手段がありません」と述べるとよいでしょう。
これにより、原材料価格が上がった影響を料金に上乗せする様子を、上手に言いかえて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「転嫁する」の使い方に注意しましょう。
これは、「する」という平易な動詞になっています。
これを丁寧語にすれば「転嫁します」にできます。
また、謙譲語で言いかえれば「転嫁いたします」のようにできるのです。
相手に合わせて、適切な語尾を選択して使用するとよいでしょう。
「料金に転嫁する」を使った例文
「料金に転嫁する」を使った例文を挙げます。
例文のように、何を転嫁するのかが分かるようにすると、自然な文章を作成できるはずです。
・『原材料価格の高騰を、料金に転嫁する必要があります』
・『人件費の上昇分を、料金に転嫁するべきだと思います』
・『手数料の増加分を、料金に転嫁するのはいかがでしょうか』
「料金に転嫁する」の類語と敬語での言いかえ
それでは「料金に転嫁する」の類語と敬語での言いかえを説明します。
「料金に転嫁する」の類似表現
「料金に転嫁する」の類似表現には、「料金に反映する」があります。
「転嫁する」と「繁栄する」は、同じような意味で使用できる言葉だと言えるのです。
「料金に転嫁する」の敬語表現
「料金に転嫁する」を、敬語表現で言いかえるとどうでしょうか。
たとえば、「料金に転嫁いたします」のように言いかえできます。
まとめ
このように「料金に転嫁する」は、料金に上乗せする場合に使用される言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。