「上記の限りではございません」とは?
ビジネスでの使い方、敬語での言い換えなど、分かりやすく解説していきます。
「上記の限りではございません」とは?
「上記の限りではございません」は、前述した内容の対象外である事を表現するための言葉です。
「上記」とは、横書き文章で使用するものです。
現代のビジネス文書は、メールでも書面でも横書きが主流です。
そのため、上記は「前述」と同じ意味を持つ言葉になっています。
また、「上記の限りではない」とは、特定ケースを除外する事を意味します。
たとえば、何かの指示が記載されていて、特定の人物が対象外になる場合に、「上記の限りではない」と表現できます。
なお、「ない」を丁寧語に言い換えれば「ありません」や「ございません」になります。
ここでは丁寧語の「ございません」を使用して、「上記の限りではございません」としているのです。
「上記の限りではございません」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「上記の限りではございません」を使う場合には、どのようなものがあるでしょうか。
たとえば、あなたの会社で全面的に出張が禁止になったとします。
しかし、特例措置として、部長承認があれば出張できるルールになっていたのでした。
このような場合には、「事前に部長許可のある者は、上記の限りではございません」と述べるとよいでしょう。
これにより、禁止事項のうち対象外の状態について、上手に言いかえて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「ございません」の使い方に注意しましょう。
これは「ありません」と言い換える事もできます。
どちらも同じ意味で使用できますが、「ございません」のほうが丁寧な印象の言葉になるのです。
相手や状況に合わせて、上手に使い分けるとよいでしょう。
「上記の限りではございません」を使った例文
「上記の限りではございません」を使った例文を挙げます。
例文のように、例外条件となる対象者を先に述べると、自然で分かりやすい文章を作成できます。
・『部長承認がある者は、上記の限りではございません』
・『どうしても都合が付かない場合は、上記の限りではございません』
・『希望者以外については、上記の限りではございません』
「上記の限りではございません」の類語と敬語での言いかえ
それでは「上記の限りではございません」の類語と敬語での言いかえを説明します。
「上記の限りではございません」の類似表現
「上記の限りではございません」の類似表現には、「前述の限りではございません」があります。
「上記」と「前述」は、同じ意味で使用できる言葉だと言えるのです。
「上記の限りではございません」の敬語表現
「上記の限りではございません」を、別な敬語表現で言いかえるとどうでしょうか。
たとえば、「上記の限りではありません」のように言いかえできます。
まとめ
このように「上記の限りではございません」は、前述した内容の対象外である事を表現するための言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。