「基軸とする」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「基軸とする」とは?
「基軸とする」は、「中心とする」や「中心として基本的な働きをする」などの意味で使用できる言葉です。
「基軸」の「基」は「基本」の「基」になっています。
これは訓読みでは「基」と読みます。
これは土台や基礎を意味する言葉になっているのです。
また、「軸」とは、何かが動く時の中心にあるものです。
回転運動する時の中心には、必ず「軸」が存在します。
つまり、土台や基礎になり、周囲の中心となるようなことを「基軸」という言葉で表現できます。
そして、そのような位置付けにする事を「基軸とする」という言葉で言い表す事ができるのです。
「基軸とする」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「基軸とする」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、あなたが中期経営計画を考えていたとします。
様々な案が出ましたが、一つ中心的な方針が徐々に固まってきたのでした。
このような場合には、「この方針を基軸とすることにしましょう」と述べるとよいでしょう。
これにより、考え方の中心に据える様子を、上手に言い換えて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「基軸」の使い方に注意しましょう。
この言葉には類似の言葉が無数にあります。
「基礎」、「土台」、「基準」、「基本」など様々表現が存在するのです。
そして、それぞれに少しずつ意味や言葉のニュアンスが違います。
表現したい状況や対象に合わせて、適切な言葉を選択して使用する必要があるのです。
「基軸とする」を使った例文
「基軸とする」を使った例文を挙げます。
例文のように、基軸とする対象を先に述べると、自然で分かりやすい文章を作成できます。
・『この考えを基軸とするべきではありませんか』
・『この通貨を基軸とするのは間違いでしょうか』
・『この方針を基軸とする事で計画を策定できます』
「基軸とする」の類語と敬語での言いかえ
「基軸とする」の類語と敬語を解説していきます。
「基軸とする」の類似表現
「基軸とする」の類似表現には、「基礎とする」があります。
「基軸」と「基礎」は、同じような意味で使用できる類似の言葉だと言えるのです。
「基軸とする」の敬語表現
「基軸とする」を敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「基軸といたす」に言いかえできます。
このように言い換えれば、謙譲語を使用した敬語表現にできるのです。
まとめ
このように「基軸とする」は、「中心とする」や「中心として基本的な働きをする」などの意味で使用できるフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。