「拝眉にて」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「拝眉にて」とは?
「拝眉にて」は、「お会いして」や「お目にかかって」などの意味で使用できる言葉です。
「拝眉」は「はいび」と読みます。
これは「眉を拝む」と表記します。
つまり、相手の眉を拝み、見る事を「拝眉」と表現しているのです。
相手の眉を拝む場面とは、相手に会う事を示しています。
これに「拝む」を加える事で、相手を崇める気持ち、拝み奉るような気持ちを表現しているんです。
なお、「拝む」の「拝」が付く言葉は謙譲語として扱われます。
他には「拝見」、「拝謁」、「拝受」など、様々な形で使用できる言葉なのです。
「拝眉にて」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「拝眉にて」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、あなたが社長と直接交渉したいと考えたとします。
直属の上司や役員では、話にならないのでした。
このような場合には、「社長とは、拝眉にてお話したいと存じ上げます」と述べるとよいでしょう。
これにより、相手に直接会って話したい様子を、上手に言い換えて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「拝眉」の使い方に注意しましょう。
このような言葉は、ビジネスシーンで使う機会が皆無であると言えます。
よほど身分の離れた相手に対して使用する者であり、通常時につかっては過剰な敬語になってしまうのです。
適切な場面で使用できるように、十分に注意するとよいでしょう。
「拝眉にて」を使った例文
「拝眉にて」を使った例文を挙げます。
例文のように、「拝眉にて」に続けて言葉を組み合わせることで、自然で分かりやすい文章を作成できます。
・『拝眉にてお話できればと存じます』
・『拝眉にて会話致したく存じ上げます』
・『拝眉にて議論いたしたいものです』
「拝眉にて」の類語と敬語での言いかえ
「拝眉にて」の類語と敬語を解説していきます。
「拝眉にて」の類似表現
「拝眉にて」の類似表現には、「拝謁して」があります。
「拝眉」と「拝謁」は、どちらも「会う」を意味する謙譲語であり、同じように使用できる類似の言葉だと言えるでしょう。
「拝眉にて」の敬語表現
「拝眉にて」を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「お会いいたして」に言いかえできます。
なお、この場合も謙譲語の「いたす」を使用しており、相手に敬意を示す言葉になっていると言えるのです。
まとめ
このように「拝眉にて」は、相手に会う事を、謙譲語を使って表現下フレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。
