「発足の運び」を解説していきます。
使い方が難しいビジネス語を、短時間で学んでいきましょう。
「発足の運び」とは?
「発足の運び」とは新会社の設立や、新サービスの開始をお知らせするフレーズです。
「発足」とは、活動の開始をあらわしています。
組織の始まり、業務の始動を伝えています。
「発足の運び」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「発足の運び」は新しい事業を始めるときの挨拶文です。
「決まりました」と同じ意味合いがあります。
「発足の運びとなりました」のように、後ろに文を補って使います。
ただ「発足の運び」は、少々おさまりが悪いと感じることもあります。
「発足する運び」とすると、なめらかな文になるので併せて覚えておきましょう。
またこの文言は会社や新事業の立ち上げなど、スタート時につかいます。
日常のビジネス文では用いないレアなフレーズなので、心得ておきましょう。
「発足の運び」を使った例文
・『このたび新プロジェクトを発足する運びとなりました』
・『市内に発足の運びとなりました。変わらぬご支援を、お願いいたします』
・『来春、新しいサイトを発足する運びとなりました』
「発足の運び」の類語や敬語での言いかえ
「発足の運び」の言いかえに「設立いたしました」があります。
新しい法人を立ち上げたとき、新規のビジネスに参入したときに使います。
「今後とも、宜しくお願いいたします」などの言葉を補い、独りよがりの文にならないよう気を付けておきましょう。
「発足の運び」の類似表現
「発足の運び」のよく似た言い方に「設立する運び」があります。
設立とは、新しい会社や部門をつくることをいいます。
「設立する運びとなりました」と繋げていきます。
会社設立の挨拶文にも使えます。
「発足の運び」の敬語表現
さらに重みのある表現にしたいなら「発足の運びとなりましたので、謹んでお知らせ申し上げます」と伝えていきます。
「謹んで」とは、畏まった姿をあらわしています。
「お知らせ申し上げます」はフォーマルな文面で用いる、とても上品な表現です。
「これもひとえに皆様のご支援の賜物でございます」など相手を思いやる文面を、付け加えていきたいです。
「発足の運び」の返答や返信例
新会社や新事業の設立であれば、それに見合うお祝い文を送ります。
「ご設立、誠におめでとうございます」や「貴社の益々のご発展をお祈り申し上げます」と綴っていきます。
一般的には開業時には胡蝶蘭などのお花をお贈りすることが多いので、先方との間柄を考えながら、失礼のない対応を取っていきましょう。
まとめ
「発足の運び」の意味と使い方をおさらいしました。
この表現は新しい会社の設立時に、挨拶文として使います。
言葉の配置が難しいときは「発足する運び」として使っていきたいです。
語彙力を養い、色々なシーンに対応していきましょう。