「レクチャーをする」を解説していきます。
正しい使い方を知って、敬語の達人を目指していきましょう。
「レクチャーをする」とは?
「レクチャーをする」とは、説明することをいいます。
聞いている人が分かるように、熱意をもって伝えることをあらわします。
グラフや表を用いることもあれば、会話のみで簡潔に伝えることもあります。
「レクチャーをする」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
レクチャーは幅広い意味がある言葉です。
大勢を前に講義する形式もあれば、マンツーマンレッスンのように専属でおこなう形式もあります。
実務経験をつんだ先輩スタッフが新人社員に手ほどきするとき、ビジネスマナーの講師が社内研修を開催するときなど「学びの場」で使われています。
ちなみに「レクチャーをする」は、レクチャーをおこなう側の目線に立った言い回しです。
教わる側であれば「レクチャーを受ける」といいます。
ただこの表現だと、少々失礼にあたることも。
敬いのニュアンスを加えて、正しく用いていきましょう。
「レクチャーをする」を使った例文
・『レクチャーをするので、会議室に集まってください』
・『本日の午後は、レクチャーを受けてきます』
・『本日はレクチャーをしていただき、ありがとうございました』
「レクチャーをする」の類語や敬語での言いかえ
「レクチャーをする」の言いかえに「研修をおこなう」があります。
お客様対応のノウハウなど、従業員の研修会を開くときに使います。
学ぶ側であれば「研修を受ける」といいます。
「レクチャーをする」の類似表現
「レクチャーをする」と似ている言い方に「オリエンテーションをする」があります。
オリエンテーションは、新しいスタッフのための勉強会を指します。
入社オリエンテーションというと、入社したばかりの新社会人が勉強する場をいいます。
名刺交換や敬語の基礎入門など、社会人としての一般常識を学びます。
「レクチャーをする」の敬語表現
さらに丁寧な表現にしたいなら「ご説明いただく」あるいは「レクチャーしていただく」といいます。
もし上司や先輩にお礼を伝えたいなら「丁寧にご説明いただき、ありがとうございます」とお礼の気持ちを伝えます。
「レクチャーをする」の返答や返信例
勉強会や研修会のお知らせを受けたら、前向きな返答を返します。
「参加させていただきます。
何卒よろしくお願いいたします」がひとつの例です。
欠席の場合は「諸事情により、欠席いたします。
大変申し訳ございません」と謝りの言葉を添えます。
会場の都合もあるため、できるだけ早めに返信をおこないましょう。
まとめ
「レクチャーをする」の意味と使い方を学びました。
この表現は、説明や研修をおこなうときの言い方です。
敬いの表現も覚えておき、適切に用いてみてください。