この記事では「その日はあいにく満室でございます」について解説をします。
「その日はあいにく満室でございます」とは?意味
その日は都合が悪くて、すべての部屋が埋まっているという意味です。
「その日」は、聞き手が提示している日を指しています。
「その」には、空間的・心理的に近いところ、話に出てきた事柄、聞き手が当面している事柄や場面という意味があります。
「あいにく」は、都合が悪いさま、ときがわるくという意味です。
「満室」は、部屋に空きがないこと、すべての部屋が埋まっていることをいいます。
「ございます」は「ある」の意の丁寧です。
「あります」よりも丁寧な表現です。
「その日はあいにく満室でございます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、予約をしたいお客さまに対して用います。
旅館のことで説明をします。
行楽シーズンになると、この旅館はいつも部屋が埋まってしまいます。
旅館にあるお客さまが利用する部屋はすべて誰かが使用しており、新しくお客さまを迎えることができません。
そのような状況のときに、予約をとりたいと連絡がありました。
旅館側としてはお客さまに利用していただきたいのですが、利用してもらえる部屋がありません。
そういったときに、予約はとれませんという意味で、このような言葉を用います。
丁寧な表現を用いているので、失礼にはなりません。
「予約はできません」ときっぱりと断るよりも、このような表現をした方が穏やかに伝えることができます。
「恐れ入りますが」など一言添えると、さらに丁寧です。
もしも他の日に空きがあるようなら、別の日を案内しましょう。
お客さまの都合がよければ、客の獲得ができます。
「その日はあいにく満室でございます」を使った例文
・『申し訳ありませんが、その日はあいにく満室でございます』
「その日はあいにく満室でございます」の返答や返信例
この日がよいと指定した日では、部屋をとることはできないようなので、あきらめるしかありません。
キャンセルがでる可能性はあるので、どうしてもその日がよいなら、キャンセル待ちをするとよいでしょう。
「その日」は無理ですが、他の日なら予約をとれる可能性はあります。
別の日でも問題がないのであれば、他に空いている日があるかを尋ねてみてください。
先に予約をした人が優先されるので、無理やり自分が予約をとることはできません。
まとめ
この言葉は、予約をしたいお客さまに対して、断るときに使用をします。
「無理です」ときっぱりと断ると相手に不快な思いをさせてしまうので、穏やかな表現方法を考えてみてください。
この言葉のようなものなら、穏やかに伝えることができます。