「汲み取っていただき」を解説していきます。
うろ覚えのビジネス敬語を、正しく覚えておきましょう。
「汲み取っていただき」とは?
「汲み取っていただき」は先方の気遣いに感謝するフレーズです。
「汲み取る」は、こちらの事情を推し量ること。
相手の気持ちに寄り添って行動することを示しています。
「汲み取っていただき」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「汲み取っていただき」は先方がこちらの都合を考えて、誠意ある対応をしてくれた場合に使います。
「汲み取っていただき、ありがとうございます」のように、お礼の言葉とセットにして使います。
こちらの事情を思いやって、快く動いてくれた方に用います。
感謝したい相手に、気持ちよく活用していきましょう。
「汲み取っていただき」を使った例文
・『こちらの意向を汲み取っていただき、ありがとうございました』
・『上手く汲み取っていただき、感謝しております』
・『丁寧に汲み取っていただき、恐れ入ります』
「汲み取っていただき」の類語や敬語での言いかえ
「汲み取っていただき」の言いかえとして「お汲み取りいただき」があります。
「汲み取って」と「お汲み取り」は同じような働きを持っています。
好みに併せて、使い分けていきましょう。
「お汲み取りいただき、誠にありがとうございます」のようにアレンジできます。
「汲み取っていただき」の類似表現
「汲み取っていただき」と似ている表現に「お汲み取りください」があります。
「汲み取っていただき」が先方に対する感謝の意を示すのに対して「お汲み取りください」はこちらからのお願いをあらわします。
事情を推し量って欲しいときに使います。
「どうかお汲み取りください」のように利用します。
「汲み取っていただき」の敬語表現
さらに丁寧に伝えたいなら「ご理解いただき」と言い直します。
「ご理解いただき」は色々な事情を受け取ることを意味します。
「ご理解いただきありがとうございます」とワンフレーズに用いることが多いです。
「汲み取っていただき」の返答や返信例
このフレーズは、こちらに対する感謝の気持ちをあらわします。
そのため「お褒めの言葉をいただき光栄です」や「お褒めの言葉をいただき、ありがとうございます」と素直にお礼を伝えます。
あまりへりくだってしまうと、先方も恐縮してしまいます。
シンプルな言葉を返信して、爽やかに次の仕事に繋げていきましょう。
まとめ
「汲み取っていただき」の意味と使い方を学びました。
この表現は、お礼を伝えるフレーズです。
「お汲み取りいただき」と同じように使えます。
気遣いしてくれた相手に、丁寧に感謝の気持ちを送っていきましょう。