「改めまして」とは?
ビジネスでの使い方、敬語での言い換えなど、分かりやすく解説していきます。
「改めまして」とは?
「改めまして」は「改めて」を丁寧語で言い換えた言葉です。
ここでは丁寧語の「ます」を文中に組み入れることで「改めて」を「改めまして」に言い換えています。
では「改めて」とは何でしょうか。
これは、「別の機会に」や「あらたに」などの意味で使用される言葉です。
たとえば「機会を改めまして」とすれば、「別の機会に」との意味になります。
また、「それでは改めまして、ご挨拶いたします」とすれば、「あらたに」との意味になるのです。
そのため、「改めまして」とした場合には、その場で機会を改めることもあれば、別途機会を改めることもあると考えるとよいでしょう。
「改めまして」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「改めまして」を使う場合には、どのようなものがあるでしょうか。
たとえば、あなたが会議の司会を担当していたとします。
その会議では議論が大いに盛り上がり、時間内に議論が完結しませんでした。
このような場合には、「それでは、機会を改めまして協議できればと思います」と述べるとよいでしょう。
これにより、別な機会を設けることを、上手に言い換えて周囲に伝達できるのです。
この言葉を使用する際には、「改めまして」の意味に注意しましょう。
これは、その場で改めるのか、別途機会を改めるのかが分かにくい場合があるのです。
誤解を避けるためには「機会を改めまして」や「別途改めまして」のように、少し言葉を加えてみるのもよいでしょう。
通常の「改めまして」と、上手に使い分けることをおすすめします。
「改めまして」を使った例文
「改めまして」を使った例文を挙げます。
例文のように、「何を」改めるのかを付与すると、誤解の少ない表現として、文章を作成できるはずです。
・『改めましてご挨拶いたします』
・『別途タイミングを改めまして、協議したいと考えます』
・『機会を改めまして、議論を継続したいと思います』
「改めまして」の類語と敬語での言いかえ
それでは「改めまして」の類語と敬語での言いかえを説明します。
「改めまして」の類似表現
「改めまして」の類似表現には、「別の機会に」があります。
「改めまして」と「別の機会に」は、状況によっては同じ意味で使用できる類似の言葉だと言えるのです。
「改めまして」の敬語表現
「改めまして」は既に敬語になっていると言えます。
「まして」が丁寧語の「ます」の変形であるからです。
なお、これを平易な言葉に戻せば「改めて」になります。
まとめ
このように「改めまして」は、機会を新しくするような場面で、使用できるフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。