「重ね重ねになりますが」とは?
ビジネスでの使い方、敬語での言い換えなど、分かりやすく解説していきます。
「重ね重ねになりますが」とは?
「重ね重ねになりますが」は、念入りに何かを伝達する場面で使用できる言葉です。
「重ね重ね」とは、何かを繰り返す様子を表現する言葉です。
単に「重ねてになりますが」のように使用する事もできます。
しかし、「重ね重ねになりますが」としたほうが、より繰り返されている印象が強くなるのです。
これは、何かを念入りに伝えたい場合に使用されます。
たとえば、十分な注意喚起をうながしたい場合に、「重ね重ねになりますが、ご注意ください」のように使用できます。
そして、この言葉を使用する場合には、二回目以降の言及であるべきです。
なぜなら、初めて相手に伝えるのに、「重ね重ね」とは表現できないためです。
「重ね重ねになりますが」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「重ね重ねになりますが」を使う場合には、どのようなものがあるでしょうか。
たとえば、社員証を配布したとします。
配布時に紛失に関して注意しました。
しかし、改めて注意喚起することにしたのです。
このような場合には、「重ね重ねになりますが、紛失しないように注意ください」と述べるとよいでしょう。
これにより、相手に対して念入りな様子で、何かをお願いできるのです。
この言葉を使用する際には、「重ね重ね」の使い方に注意しましょう。
これは念入りな様子を表現する言葉です。
しかし、相手に何かを初めて伝える場合には、使用できないフレーズなのです。
繰り返しを表現する言葉になっていますので、意味を理解して上手に使用するとよいでしょう。
「重ね重ねになりますが」を使った例文
「重ね重ねになりますが」を使った例文を挙げます。
例文のように、「重ね重ね」に応じた内容を、続けて述べるようにするとよいでしょう。
・『重ね重ねになりますが、十分にご注意ください』
・『重ね重ねになりますが、紛失しないようにお願いいたします』
・『重ね重ねになりますが、何卒よろしくお願いいたします』
「重ね重ねになりますが」の類語と敬語での言いかえ
それでは「重ね重ねになりますが」の類語と敬語での言いかえを説明します。
「重ね重ねになりますが」の類似表現
「重ね重ねになりますが」の類似表現には、「何度も恐縮ですが」があります。
「重ね重ねになりますが」と「何度も恐縮ですが」は、どちらも繰り返す様子を表現できる類似の言葉なのです。
「重ね重ねになりますが」の敬語表現
「重ね重ねになりますが」を、別な敬語表現で言いかえるとどうでしょうか。
たとえば、「重ね重ねではございますが」のように言いかえできます。
まとめ
このように「重ね重ねになりますが」は、念入りに何かをお願いする場合に、使用できるフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。
