「すぐ」はビジネス用語としてどのような意味で使われているのでしょうか。
「すぐ」とは?意味
「すぐ」とは、「時間的に間をあけないさま」を意味するビジネス用語です。
「すぐ」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
今を基準にして出来る限り早い時間を言葉で、他の物事にとりかからず直後に行うことを意味します。
時間的に魔法がないことが重要なポイントですが、ビジネス上の時間感覚はケースによって様々です。
お客様に連絡を入れなければならないような緊急性が求められる案件の場合の「すぐ」は1秒でも間を置かずに早くすることを表しますが、数年がかりのプロジェクトであれば今週中あるいは今月中であっても「すぐ」に含まれることがあります。
時間の絶対的な基準ではなく相対的な速さの要素も含んでいるので注意が必要です。
ケースによって時間感覚は異なりますが、時間との戦いともいわれるビジネスの世界において「すぐ」といったら「出来る限り早く」であり、とにかく早くすることを意味します。
基本的には今から時間を置かずに行動を開始することを指しており、今出かけている仕事を中断してでも行動を開始することを「すぐ」といいます。
実際にはそこまで急いで行動できないケースも多く「仕事が片付いたらすぐ」というように条件を付けて使うことが珍しくありません。
この場合の「すぐ」は今を基準にした直後ではなく、仕事が片付いた時間を起点にした直後の時間を表します。
取引相手が連絡を待っているときや一刻も早く対応が要な時など本当に差し迫っている場合の刻の猶予もありません。
一分一秒でも早く行動しないと不都合が出てしまうので他の仕事を後回しにしてでも行動する必要があります。
「すぐ」を使った例文
・『トラブルの報告を聞いてすぐ現場に駆けつける』
・『資料が出来次第すぐ会議を始める』
・『明日の予定があるので仕事が片付き次第すぐに帰路につく』
「すぐ」の類語や敬語での言いかえ
時間が重視されるビジネス用語には「すぐ」ような時間に関する言葉がたくさんあります。
意味の違いを理解して正しく使い分けてください。
「すぐ」の類似表現
・なるはや
「なるべく早く」の略語で「出来る限り急ぐこと」を意味します。
職場内などごく親しい間柄だけで使うビジネススラングの一種です。
・ただちに
「時間を置くことなく今から」どういう意味で使われる言葉です。
「すぐ」と同じくらい時間的に早いさまを表します。
「すぐ」の敬語表現
・早急に
「できるだけ早くなるように急いで」の意味を持つ言葉です。
格式張った言い方であり敬意はそれほど強くないものの丁寧な印象を与えます。
「すぐ」の返答や返信例
・急かしたようで申し訳ありません
急がせたことをすまないと思っているならこのように返して申し訳ない気持ちを伝えましょう。
まとめ
「すぐ」は改めて考えることもないほどありふれた言葉ですが、ビジネス用語としてはかなり多くの意味で使われています。
時間感覚は人によって差が大きいので解釈の違いでトラブルにならないように注意しましょう。
