「以前お伝えした通り」を解説していきます。
失礼のない言い回しを覚えておきましょう。
「以前お伝えした通り」とは?
「以前お伝えした通り」とは、前回話したことを繰り返すフレーズです。
「以前」は今回より、前の時間をあらわします。
「お伝えした通り」は、変更点がないことをいいます。
既にメールや口頭で示したことと、同じ内容を伝える言い方です。
「以前お伝えした通り」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「以前お伝えした通り」は、注意したい表現です。
話し手はそう思っていなくても、受け取り方によっては「二度手間であること」をアピールしているように感じてしまいます。
柔らかいクッション語を補うほか、他の言い回しを使うなど、気遣いをにじませていきましょう。
ひと手間を加えて、心地よい大人の付き合いをしていきたいです。
「以前お伝えした通り」を使った例文
・『以前お伝えした通りで、お願いいたします』
・『お手数ですが、以前お伝えした通りとなります』
・『もし可能であれば、以前お伝えした通りでお願いします』
「以前お伝えした通り」の類語や敬語での言いかえ
「以前お伝えした通り」の言いかえとして「先ほどお伝えした通り」があります。
打ち合わせでお題にあがった内容を、再度メールで送る場合にも使えます。
「以前お伝えした通り」の類似表現
「以前お伝えした通り」と似た言い方に「繰り返しになりますが」があります。
同じ内容を複数回にわたって、先方にお伝えするときに引用します。
「以前お伝えした通り」の敬語表現
さらに丁寧に伝えたいなら「説明不足で申し訳ございません」といいます。
「以前お伝えした通り」だと、相手を責めているように聞こえてしまうこともあります。
ただ「説明不足」を入れると、こちらの不備を強調する言い方になります。
「言葉足らずで申し訳ございません」と応用を加えながら、臨機応変に使っていきましょう。
言葉の選び方ひとつで、相手に与える印象はとても良くなります。
「以前お伝えした通り」の返答や返信例
こちらのフレーズを受け取ったら、どのように返答すればいいでしょうか。
もし失礼と感じても、感情的にならないことが大切です。
あくまで相手は仕事上の関係者なので、冷静に対応していきます。
「ご多忙のところご教示いただき、誠にありがとうございます。
厚くお礼申し上げます」と潔く伝えて、あまり拗らせないようにしたいです。
まとめ
「以前お伝えした通り」の意味と使い方を学びました。
この表現は、気を付けたいフレーズです。
二度手間であることを、押し付けているように感じる人もいます。
クッション言葉を補いつつ、ソフトに調整していきたいです。
ベストな言い方を学んで、仕事のできる人になっていきましょう。