「お陰さまで毎日元気に過ごしております」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「お陰さまで毎日元気に過ごしております」とは?
「お陰さまで毎日元気に過ごしております」は、相手に自分の近況を伝えるために、使用できるフレーズです。
「お陰さま」とは、相手の恩恵にあずかっている様子を表現する言葉です。
これを述べることで、続く言葉が、相手の影響による結果であることを表現できます。
そして、一般的には「よい結果」に対して使用されるのです。
ここでは「毎日元気で過ごしている」ことが、よい結果という事になります。
また、「おります」は「おる」と「ます」で構成されています。
「おる」は「いる」を意味する謙譲語であり、これに丁寧語の「ます」を加えているのです。
「お陰さまで毎日元気に過ごしております」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「お陰さまで毎日元気に過ごしております」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、久しぶりに先輩が連絡をくれたとします。
その先輩は、あなたが新人の頃にお世話になった人でした。
このような場合には、「お陰さまで毎日元気に過ごしております」と述べるとよいでしょう。
これにより、相手の影響により元気に過ごせていることを、丁寧な言葉で表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「おります」の使い方に注意しましょう。
これは気が付きにくい謙譲表現だと言えます。
たとえば「いただきます」や「いたします」は分かりやすい謙譲表現です。
これに対して「おります」は、気が付きにくい謙譲表現だと言えるのです。
そのため、気が付かずに謙譲語を使っていることにならないように、注意する必要があるのです。
「お陰さまで毎日元気に過ごしております」を使った例文
「お陰さまで毎日元気に過ごしております」を使った例文を挙げます。
例文のように、語尾を少し変化させる事で、少し違った使い方も可能です。
・『お陰さまで毎日元気に過ごしております』
・『お陰さまで毎日元気に過ごしています』
・『お陰さまで毎日元気に過ごしているようです』
「お陰さまで毎日元気に過ごしております」の類語と敬語での言いかえ
「お陰さまで毎日元気に過ごしております」の類語と敬語を解説していきます。
「お陰さまで毎日元気に過ごしております」の類似表現
「お陰さまで毎日元気に過ごしております」の類似表現には、「おかげで毎日元気に過ごしております」があります。
「お陰様で」と「おかげで」は、同じ意味で使用できる言葉だと言えるのです。
「お陰さまで毎日元気に過ごしております」の敬語表現
「お陰さまで毎日元気に過ごしております」は既に敬語になっています。
「おります」が謙譲語の意味を持っているのです。
これを平易な言葉に言い換えれば、「お陰さまで毎日元気に過ごしています」に言いかえできます。
まとめ
このように「お陰さまで毎日元気に過ごしております」は、自分の近況を相手に伝えるフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。