「またのご利用をお待ちしております」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「またのご利用をお待ちしております」とは?
「またのご利用をお待ちしております」は、何かを利用してくれた相手に使える言葉です。
これは、「また使ってくれ」と言う内容を、丁寧に表現した言葉だと言えます。
「ご利用」とは、「利用」を丁寧に表現したものです。
接頭語に「ご」を付与することで、丁寧さを演出しているのです。
また、「お待ちしております」は「待っている」との意味をもちます。
「いる」をへりくだって表現したのが「おる」です。
これに丁寧語の「ます」を付与すれば「おります」になります。
そして「おる」とは、「いる」の意味で使用できる謙譲語なのです。
ここでは、謙譲語の表現にすることで、相手じぇの敬意を示している事が分かるのです。
「またのご利用をお待ちしております」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「またのご利用をお待ちしております」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、あなたが店舗スタッフだったとします。
そして、来店したお客様が、店を出ていく様子を見かけました。
このような場合には、「またのご利用をお待ちしております」と述べるとよいでしょう。
これにより、相手にまた来店してほしい気持ちを、丁寧な言葉で伝達できるのです。
この言葉を使用する場合には、「またのご利用」の使い方に注意が必要です。
これは、病院などでは使用しない方が良い言葉だと言えます。
病気で調子が悪い場合に行く場所に、「またの」と使用すると失礼になってしまいます。
病院とは、相手の健康を願う場合には、もう来てほしくない場所でもあるのです。
「またのご利用をお待ちしております」を使った例文
「またのご利用をお待ちしております」を使った例文を挙げます。
例文のように、そのままでも使用できますし、言葉を少し加えるような使い方も可能です。
・『またのご利用をお待ちしております』
・『それでは、またのご利用をお待ちしております』
・『店舗スタッフ一同、またのご利用をお待ちしております』
「またのご利用をお待ちしております」の類語と敬語での言いかえ
「またのご利用をお待ちしております」の類語と敬語を解説していきます。
「またのご利用をお待ちしております」の類似表現
「またのご利用をお待ちしております」の類似表現には、「またのご利用をお待ちしています」があります。
「おります」と「います」は、謙譲表現の有無が違うだけで、まったく同じ意味の言葉だと言えるのです。
「またのご利用をお待ちしております」の敬語表現
「またのご利用をお待ちしております」を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「またのご利用をお待ち申し上げます」に言いかえできます。
まとめ
このように「またのご利用をお待ちしております」は、また利用してもらえることを願うフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。