この記事では「落丁のお詫び」について解説をします。
「落丁のお詫び」とは?意味
書籍などの一部のページが抜け落ちていたことへの許しを請う言葉です。
「落丁」には、雑誌や書籍などのページに一部抜け落ちている部分があることという意味があります。
本来あるべきものがない状態です。
本来ならば、出版前に確認をするので抜け落ちていることはないはずですが、人間は完璧な存在ではないので、ページが抜け落ちてしまうことがあります。
「お詫び」は、わびることを相手を敬って言う語です。
わびるとは、自分の悪かったところを認めて、相手に許しを求めることをいいます。
「お」をつけることで、相手を敬う言い方にしています。
「落丁のお詫び」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、書籍などに抜けているページがあったときに使用をします。
書籍は多くの人に向けて出版されるもので、どこの誰が購入したのか把握することはできません。
そのため、ひとりひとりに対してこの言葉を述べるのではなく、出版社のホームページにお詫びを掲載することが一般的です。
また、まだ購入されていない書籍の場合は、書籍の中にお詫びを書いた紙を入れることもあります。
一部のページが抜け落ちていると、書籍の内容を理解できないので、こういった書籍が見つかった場合は回収されることが少なくありません。
そして、問題のない書籍を書店などに置きます。
この言葉だけだと謝罪にはなっていないので、「申し訳ございません」などの言葉も添えます。
どの部分に抜け落ちているところがあるのかの説明もします。
抜け落ちている部分がある書籍を持ってきたお客様がいた場合には交換をし、その場でも謝罪の言葉を述べます。
「落丁のお詫び」を使った例文
・『落丁のお詫びと報告』
「落丁のお詫び」の返答や返信例
大勢に向かって述べられていることが一般的で、その場合は返答はしません。
もしも、一部ページがない書籍を購入してしまった場合は、出版社または購入した書店に申し出てください。
たいていは、新しい問題のないものと交換をしてくれます。
その際に、レシートも持参をした方がよいでしょう。
一部のページがなくてもよいというのであれば、特に返答も対応もする必要はありません。
頻繁に手に入るものではないので、珍しいからととっておく人もいます。
まとめ
この言葉は、書籍や雑誌などのページが抜けていたときに、許しを求めるために使用をします。
一部のページがないことで読者に迷惑をかけることになり、また交換の手間もかけさせてしまうので、丁寧に謝罪を述べることが望ましいです。
こういったことがあった場合には、すみやかに対応をしましょう。