「羨ましい限りです」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「羨ましい限りです」とは? ビジネス用語【一語】

「羨ましい限りです」という言い回しについての解説です。

「羨ましい限りです」とは?意味

「羨ましい限りです」は、ビジネスにおいて相手の人に対して羨ましいと思う気持ちを前面に押し出す言葉で、一応敬語扱いの言葉です。

ただし、この言葉、本性が隠れている言葉でもあり、本当は別に羨ましいとも何とも思っていないのですが、ビジネスでは相手を羨ましいとうらやむ姿勢を見せたほうが、相手側に対して、自分は特別な存在であるから、うらやましいと周りに思われても仕方がないと羨ましがられる人物に自分は特別であると思わせる意味もあります。

「羨ましい限りです」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

「羨ましい限りです」は、相手の人に対していいなと率直に思いましたと知らせるために使用します。

なので「羨ましい限りです」と言われた人物側は逆に、「恨ましい限りです」と言ってのけた側が一応いいなと思っていると認識しますので、注意点においては、「羨ましい限りです」は、この言葉を述べた側がいかに相手側に対していいなぁという欲望を見せるかが重要です。

つまり、別に羨ましいと思っていないということがバレたら、相手は、嘘だということを認識するので気まずくなります。


「羨ましい限りです」を使った例文

・『出世なさるとは、うらやましい限りです』

「羨ましい限りです」の返答や返信例

「羨ましい限りです」という言葉について返事をするというのは、相手側がいいなぁと思っている以外に、妬んでいる可能性も含めると返事は慎重にならざるを得ません。

例をあげれば、自分の実力でもないのに出世したことを相手が妬んでいる場合、「羨ましい限りです」というのは妬みが含まれた呪いのようなものなので、返答や返信をしないというのが答えになります。

これを「おかげさまで」というと、相手側は、おそらくなぜ、この人物が優遇されているかを特定し、報復を行う可能性もあり得、普通に会社の情報を持ち出して会社の仕組みがおかしいと騒ぐ可能性もあり得るわけです。

まとめ

「羨ましい限りです」は、良い意味ではいいなぁと相手がうらやむことを意味しますが、悪い意味では単なる妬みになるのでビジネスの世界では、報復の材料になる可能性があり得ます。

つまり、出世した理由が実力ではなくごますりで出世した場合、「羨ましい限りです」と述べる側は、ごますりで出世したことに不満を持つわけですから、会社に報復行為を働く可能性があり得るのです。

よって、「羨ましい限りです」は敬語でありつつ、実は裏を返すと相手を妬んだり馬鹿にする表現にもなるので使用においては注意が必要であえてこの言葉を使用せずにおいた方が無難であるかもしれません。