「食い下がる」という言い回しについての解説です。
「食い下がる」とは?意味
「食い下がる」は、食いついてからもなお、食いついたものを離さないことを意味し、すっぽんのように絶対に離さないことです。
なので、ビジネスにおいては、すっぽんのように相手を離さずに追求していくことや、粘り強く交渉するという意味です。
ただ、「食い下がる」はよい意味ばかりではなく、あきらめが悪いという意味もあるのでビジネスにおいてはあきらめの悪さを指摘する意味もあります。
「食い下がる」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「食い下がる」は、ビジネスにおいては辛抱強く交渉をすることのほか、粘り強く相手を追求していくという意味で使用します。
ただし、「食い下がる」は、注意点においては、マイナスの意味もあり、交渉ごとにおいてはあきらめが悪いという意味もあり、どう考えても交渉で有利になることはないのにもかかわらず、悪足掻きをしているという意味もあるので、「食い下がる」という言葉は、マイナスの意味もあり、上司とか部下の人は時として、マイナスの意味で第3者のことをあきらめが悪い人だという風に考えているということに注意しましょう。
「食い下がる」を使った例文
・『部長が食い下がる態度で部下に接している』
・『上司としては、ここは、食い下がるのが正しいと判断し、交渉を続ける』
「食い下がる」の返答や返信例
「食い下がる」についての返事は、「食い下がる」行為がネガティブな行為かプラスの行為であるかによって返事が変わります。
まず、ネガティブな行為である場合、「食い下がる」がビジネスでは、交渉にならないしつこい自分に有利になるような交渉を持ち掛けることだという場合、返事は、「交渉を打ち切ります」というのが返事です。
というのもネガティブな行為について、相手もいつまでも付き合ってられないので、内きりという形で話を終わらせます。
一方、プラスな行為の場合、粘り強く交渉してお互いが得になると判断すれば相手は、「わかりました」という返事をして交渉を締結するでしょう。
まとめ
「食い下がる」については、ビジネスでは、良い意味では、交渉などで相手に対して辛抱強く交渉するという意味になりますが、悪い意味では、単なるしつこい行為や、しぶとい行為になるので、良い方向であれば、辛抱強く交渉した結果お互いがウィンウィンであるになります。
ですが、悪い方向に転ぶと、無駄な交渉を持ち掛けられたと相手側が思うので「食い下がる」は要は、交渉する側のさじ加減と言葉巧みな交渉でしつこいだけで無駄な交渉だとなるか、両者が得となるウィンウィンの交渉になるかに分かれるということです。
なので、この言葉自体は、単に、しつこいとも取れますし、粘り強い交渉とも取れます。