「取り急ぎご報告させていただきます」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「取り急ぎご報告させていただきます」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では、「取り急ぎご報告させていただきます」の意味を分かりやすく説明していきます。

「取り急ぎご報告させていただきます」とは?意味

「取り急ぎご報告させていただきます」は、「ものごとの現状や結果を、いち早く相手に知らせる時の締めの言葉」という意味です。

急を要する事態が発生した時に、あれこれ細かい説明は後回しで、とりあえず現状や結果など、結論を相手に伝える時の表現です。

「取り急ぎ」「とりあえず急いで」という意味で、メールや電話などで簡単に報告することを表します。

つまり、この言葉を使って相手に連絡した場合、後からきちんと詳細を伝える必要があるのです。

丁寧な表現ですが、「させていただきます」「相手の許可が必要な場合」「こちらにメリットがある場合」にのみ使われる過剰敬語です。

この場合相手の許可は必要とされないので、「取り急ぎご報告いたします」に言い換えた票が良いでしょう。

「取り急ぎご報告いたします」の成り立ち

「取り急ぎご報告いたします」「取り急ぎ+ご報告+いたします」で成り立っています。

「取り急ぎ」「急ぐ為に挨拶や詳細などを省略して」という意味、「ご」は自分の動作をへりくだる接頭辞、「報告」「告げ知らせること」という意味、「いたします」「する」の謙譲語「いたす」の連用形に丁寧語「ます」が付いた連語です。

謙譲語と丁寧語が含まれているので、目上の人に使えます。


「取り急ぎご報告いたします」の言葉の使い方や使われ方

「取り急ぎご報告いたします」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。

・『〇社から契約が取れましたので、取り急ぎご報告いたします』
外出先の部下から目上の人に、契約が取れたことを報告するメールや電話に使われます。

・『30日の打ち合わせは相手都合により中止になりましたので、取り急ぎご報告いたします』
間近に迫っている打ち合わせが中止になったので、スケジュール管理の為にいち早く知らせる時に使われます。

「取り急ぎご報告いたします」の類語や言いかえ

「取り急ぎご報告いたします」の類語や言いかえは以下の通りです。

「取り急ぎご報告まで」

主にメールで使われる表現で、とにかく急いでいることを表します。

社内の人や直属の上司に使われる言葉で、より目上の人には使えません。

「まずはご報告のみにて失礼いたします」

「本来もっと丁寧に将来をお知らせするべきですが、結論だけで申し訳ありません」という丁寧な気持ちが伝わります。

まとめ

今回は「取り急ぎご報告いたします」について紹介しました。

「取り急ぎご報告いたします」「とりあえず急いで知らせる時の締めの言葉」と覚えておきましょう。