「総合的に勘案した結果」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「総合的に勘案した結果」とは?
「総合的」とは、「全体として大きくまとめること」を意味する言葉です。
類似の言葉には「全体的」があり、対義語には「局所的」や「部分的」があります。
また、「勘案」とは、「あれこれ考えあわせること」を意味します。
このことから「総合的に勘案した結果」とは、部分的ではないこと、考えた結果であることを示しているのです。
これは、全体を見渡した上で、いろいろと考えた結果であるとの意味で、「総合的に勘案した結果」という言葉で表現しているのです。
「総合的に勘案した結果」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「総合的に勘案した結果」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、あなたが新しい事業計画を選定していたとします。
各部署から事業計画が提出されて、その中のひとつを選定する必要があったのです。
そして、様々な観点から精査した上で、考慮を重ねて結論に至りました。
このような場合には、「総合的に勘案した結果、こちらの案が最善策だと判断いたしました」と述べるとよいでしょう。
これにより、あなたが様々なことを熟考した上で判断しているということを、上手に表現して相手に伝達できるのです。
この言葉を使用する場合には、「総合的」の使い方に注意しましょう。
「総合的」と言う言葉は、明確なようで曖昧なものです。
どこまでを総合的とするかの定義はなく、聞き手によっては印象が異なる可能性もあるのです。
明確な共通認識を持つのが難しい言葉として、注意して使用するとよいでしょう。
「総合的に勘案した結果」を使った例文
「総合的に勘案した結果」を使った例文を挙げます。
例文のように、続けて結果の内容を述べるようにすると、自然な文章を作成できるはずです。
・『総合的に勘案した結果、最善策を決定いたしました』
・『総合的に勘案した結果、こちらの案が最適だと判断しました』
・『総合的に勘案した結果、貴社の提案を採用することにしました』
「総合的に勘案した結果」の類語と敬語での言いかえ
「総合的に勘案した結果」の類語と敬語を解説していきます。
「総合的に勘案した結果」の類似表現
「総合的に勘案した結果」の類似表現には、「全体的に勘案した結果」があります。
「総合的」と「全体的」は、同じような意味で使用できる類似の言葉だと言えるのです。
「総合的に勘案した結果」の敬語表現
「総合的に勘案した結果」を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「総合的に勘案いたした結果」に言いかえできます。
まとめ
このように「総合的に勘案した結果」は、何かを選定したり決定する場面で使用できるフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。
