この記事では「お見送りします」について解説をします。
「お見送りします」とは?意味
訪ねてきた人を出発する場所まで連れて行く、訪ねてきた人にある場所までついていくといった意味です。
「お見送り」は「見送る」を相手を敬う言い方にしたものです。
「見送る」には、訪ねてきた人が帰るときにある場所までついていく、遠ざかる人を後方から眺める、やり過ごす、死を迎える人を世話するなどの意味があります。
この言葉の場合は聞き手を敬う表現をしており、訪ねてきた人と会る場所まで一緒に行くという意味で使用しています。
「お」は動詞の連用形について、そのしたに「する」を添えた形で、謙譲の意を表し、その動作が及ぶ相手敬うものです。
「お見送りし」の「し」は「する」という意味です。
「ます」は敬意を表します。
「お見送りします」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、訪問した人が帰るときに使用をします。
ある場所まで一緒に行きます、ある場所まで連れて行きますという意味で使用をするものです。
相手を敬う表現をしているのですが、目上の人に対してはもう少し丁寧な表現をすることが望ましいです。
「します」はさらに丁寧にすると「いたします」となります。
「します」の「し」は「する」のことで、「する」の謙譲語が「いたす」です。
「お」をともなう動詞の連用形に「いたします」を添えた形で、謙譲の意を表し、その動作が及ぶ相手を敬う表現となります。
見送るという動作をするのは話し手で、自分の側の行為を低めて表現することで、相手を敬っているのです。
「見送る」は、それを行うのをやめておくという意味も持っています。
提示された案などを採用しない場合にも使うものです。
その意味では「見送らせていただきます」のような表現をします。
つまり「お見送りします」は、それを行うのをやめておきますという意味ではないということです。
「お見送りします」を使った例文
・『入口までお見送りします』
「お見送りします」の返答や返信例
わざわざ見送りをしてくれるので、感謝の気持ちを述べておきましょう。
些細なことにも感謝の気持ちを伝えると、好印象を持ってもらいやすくなります。
見送るという手間をとらせてしまい、申し訳なく感じ、断りたいこともあると思います。
その場合は、見送りをしなくても支障はないという意を伝えます。
好意で行ってくれることを断るので、相手を気遣う配慮をします。
まとめ
この言葉は、訪ねてきた人が帰るときに使用をするものです。
相手がよい気分で帰れるように、丁寧な言葉を使い、真心のこもった対応をして、お見送りをしましょう。
そうすることで、よい印象をもってもらいやすくもなります。