「立て込んでおります」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「立て込んでおります」とは?
「立て込んでおります」は、「立て込んでいる」を敬語で丁寧に表現した言葉です。
「おります」は「おる」と「ます」で構成されています。
「おる」は「いる」の謙譲語であり、「ます」は丁寧語の語尾なのです。
また、「立て込んで」は、「立て込む」という動詞が活用されたものです。
「立て込む」とは、「用事が多くて忙しいこと」を意味します。
これらのことから、「忙しい」ということを、上司などの目上の人に伝達する場合に、「立て込んでおります」が使えると分かります。
「立て込んでおります」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「立て込んでおります」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、あなたの会社で新規サービスを開始したとします。
リリース当日は、問い合わせと申し込みの電話が殺到しました。
これにより、あなたの部署は非常に忙しい状態になったのです。
このような場合には、「おかげさまで、大変立て込んでおります」と述べるとよいでしょう。
これにより、忙しい様子を丁寧な言葉で表現して、相手に伝達できるのです。
この言葉を使用する際には、「おります」の使い方に注意しましょう。
これは「います」の謙譲語です。
そして、「います」とは現在進行形を示す言葉なのです。
ここでは「立て込んでいる」という状況が続いていること、現在も進行している場合に「おります」を使用できるのです。
「立て込んでおります」を使った例文
「立て込んでおります」を使った例文を挙げます。
例文のように、立て込んでいる状況に関する説明を加えて使用すると、分かりやすい文章を作成できるでしょう。
・『朝からずっと、立て込んでおります』
・『本日は、非常に立て込んでおります』
・『おかげさまで、例年の数倍は立て込んでおります』
「立て込んでおります」の類語と敬語での言いかえ
「立て込んでおります」の類語と敬語を解説していきます。
「立て込んでおります」の類似表現
「立て込んでおります」の類似表現には、「忙しくしております」があります。
「立て込む」と「忙しくする」は、同じような意味で使用できる言葉だと言えるでしょう。
「立て込んでおります」の敬語表現
「立て込んでおります」を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「込み合っております」に言いかえできます。
まとめ
このように「立て込んでおります」は、忙しい状況を表現するためのフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。