「見積書の作成をお願いできますでしょうか」とは?
ビジネスでの使い方、敬語での言い換えなど、分かりやすく解説していきます。
「見積書の作成をお願いできますでしょうか」とは?
「見積」とは、「費用や期間などの量的なものを、何らかの根拠や計算により推測したもの」です。
そして、その内容を記載したのが「見積書」だと言えます。
ここでは「見積書の作成」をお願いしています。
しかし、ここでの語尾には問題があります。
「できますでしょうか」には、丁寧語が二つ含まれます。
それは「ます」と「でしょうか」です。
「でしょうか」は「です」の疑問形であり、「ます」と同じ意味を持ちます。
そのため、「ます」と「です」を連続使用した「ますでしょうか」という疑問文は、冗長表現であり、誤用と言えるのです。
「見積書の作成をお願いできますでしょうか」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「見積書の作成をお願いできますでしょうか」を使う場合には、どのようなものがあるでしょうか。
たとえば、あなたが取引先から商品を購入することにしました。
そして、相手に具体的な商品名と個数を伝達した上で、見積もりをお願いすることにしたのです。
このような場合には、「此方の内容で、見積書の作成をお願いできますでしょうか」と述べるとよいでしょう。
これにより、相手に見積書の作成をお願いできるのです。
この言葉を使用する場合には、「ますでしょうか」の使い方に注意が必要です。
これは誤用ですから、正しく言いかえる必要があります。
たとえば、「お願いできるでしょうか」や「お願いできますか」が、正しい疑問文の形になります。
「ますでしょうか」は間違えて使用されることが多い「言い回し」ですので、十分に注意するとよいでしょう。
「見積書の作成をお願いできますでしょうか」を使った例文
「見積書の作成をお願いできますでしょうか」を使った例文を挙げます。
例文のように、そのままでも使用できますし、言葉を加えた使い方も可能です。
・『見積書の作成をお願いできますでしょうか』
・『記載の内容から、見積書の作成をお願いできますでしょうか』
・『こちらから提示した内容で、見積書の作成をお願いできますでしょうか』
「見積書の作成をお願いできますでしょうか」の類語と敬語での言いかえ
それでは「見積書の作成をお願いできますでしょうか」の類語と敬語での言いかえを説明します。
「見積書の作成をお願いできますでしょうか」の類似表現
「見積書の作成をお願いできますでしょうか」の類似表現には、「お見積もりをお願いできますか」があります。
「見積書の作成」と「お見積もり」は、厳密には違う意味ですが、同様の場面で使用できる類似表現と言えるでしょう。
「見積書の作成をお願いできますでしょうか」の敬語表現
「見積書の作成をお願いできますでしょうか」を、別な敬語表現で言いかえるとどうでしょうか。
たとえば、「お見積書を作成いただけますよう、お願いできますか」のように言いかえできます。
まとめ
このように「見積書の作成をお願いできますでしょうか」は、相手に見積もりをお願いする場面で使用できるフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。