「合っております」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「合っております」とは?
「合っております」は、「合っている」を丁寧に表現した言葉です。
「おる」は「いる」を意味する謙譲語です。
「おる」も「いる」も「居る」と書けますが、「おる」は「いる」をへりくだった言葉なのです。
ここではさらに丁寧語の語尾「ます」を付与しています。
これにより「おります」という語尾にしているのです。
また、「合っている」は、「正しい」と同じ意味で使用されます。
数字と合っている、目的に合っている、答えに合っているなど、「正しい」ことを表現する場合に、「合っている」という表現を使用できるのです。
「合っております」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「合っております」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、あなたが会議に参加していたとします。
そして、会議の中で上司から質問されました。
その質問は、今資料に記載してある来期の予算数値は正しいものか、という内容でした。
あなたがその数値を確認したところ、それは正しいものでした。
このような場合には、「資料に記載の予算数値は、合っております」と返答するとよいでしょう。
これによて、相手に対して丁寧な言葉づかいで、正しいことを返答できるのです。
この言葉を使用する場合には、「おります」の使い方に注意しましょう。
「合っております」は正しい表現ですが、よく使用される表現ではありません。
場合によっては、「間違いございません」などの一般的な表現に言いかえてみてもよいでしょう。
「合っております」を使った例文
「合っております」を使った例文を挙げます。
例文のように、合っている対象を先に述べると、文章全体が分かりやすいものになるでしょう。
・『我々の方針は、合っております』
・『さきほど申した通りの認識で、合っております』
・『こちらに記載の数値は、たしかに合っております』
「合っております」の類語と敬語での言いかえ
「合っております」の類語と敬語を解説していきます。
「合っております」の類似表現
「合っております」の類似表現には、「正しいです」があります。
「合っております」と「正しいです」は、微妙にニュアンスが違いますが、同じように使用できる言葉だと言えます。
「合っております」の敬語表現
「合っております」を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「間違いございません」に言いかえできます。
まとめ
このように「合っております」は、何かが正しいことを表現するためのフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。